毎年恒例のサッカークラブのBBQイベント。6年生は13人もいるのに、参加した保護者はたったの3人だけでした。準備から片付けまで下級生のママたちにも手伝ってもらい、無事に終えることはできたものの、何とも言えないモヤモヤが残った夏の出来事です。
BBQは6年生の保護者が中心に準備

私の子どもが所属しているサッカークラブでは、毎年夏休みに高学年が対象の大きなBBQイベントを開催しています。子どもたちにとっては練習や試合とは違って、食事をしたり遊んだりできる楽しいイベントです。
例年、このイベントでは6年生の保護者が中心となって準備をしていました。買い出しはもちろん、会場の準備や子どもたちへの対応、最後の片付けまで。卒団を控えた6年生の親が率先して動くのが恒例だったのです。
今年の6年生は全部で13人。同じ数だけ保護者がいます。ところが今年、参加者一覧を見て驚きました。
「え?こんなに少ないの?」
参加予定の6年生の保護者は、なんと私を含めて3人だけだったのです。子どもは13人全員参加になっているのに…。
子どもだけでも30人も来るイベントを前に、保護者3人でどうしようかと途方に暮れてしまいました。とはいえ、子どもたちはそんな事情など知りません。楽しみにしていたBBQを中止するわけにもいかず、私たち3人はできることから準備を始めました。
下級生の保護者の協力でイベントは大成功!

しかし、6年生の保護者が3人だけでは、さすがに手が足りません。すると、困っている私たちを見かねて下級生のママたちが、
「何か手伝いますよ」と声をかけてくれました。
買い出しを手伝ってくれたり、会場の準備をしてくれたり、子どもたちを見守ってくれたり。
本来なら6年生の親が中心になってやるはずだったことを、たくさんのママたちが手伝ってくれたのです。
とても助かり、「ありがとうございます」と何度お礼を言ったかわからないくらいです。
準備にバタバタしながらも、みんなで協力したおかげで、BBQイベントは無事にスタートできました。
大人たちが慌ただしく動いている一方で、子どもたちは大喜び。お肉を食べたり、友達と遊んだりしながら、楽しそうな声を上げます。水遊びやスイカ割りなど、夏ならではの遊びもおこなわれ、子どもたちははちきれんばかりの笑顔を見せていました。
その姿を見ていると、「大変だったけど、頑張ってよかった」と思えます。準備や片付けで忙しくても、子どもたちが楽しんでくれたので、それだけで十分報われた気持ちになれました。
頑張ったからこそ深まった絆

子どもたちが楽しめたので、結果的にはBBQイベントは大成功。
ただ、イベントが終わってから、どうしても引っかかることがありました。参加できなかった6年生の保護者から、お疲れさまの一言も、欠席を謝罪する連絡もなかったのです。
もちろん、仕事や家庭の事情など、それぞれ都合があることは分かっています。だから「全員参加すべき」とまでは思いません。ですが、私たち3人以外の6年生の保護者達に対しては「もう少し協力してくれてもよかったのに」という複雑な気持ちが残りました。
その一方で、イベントが終わった後には、私たち3人の保護者の間で、
「大変だったけど楽しかったね」という気持ちを共有できました。
大変な状況だからこそ、お互いに声を掛け合い、足りないところを補い合ったことで、強い仲間意識が生まれたように感じます。子どもたちの楽しそうな姿を一緒に見届け、無事に終えられた達成感を分かち合えました。この経験で3人の距離はぐっと縮まったと思います。
そして、何よりありがたかったのが、下級生のママたちの存在。今までなかなか交流が持てなかった他学年のママたちと仲良くなれる機会にもなりました。本来なら6年生の保護者が中心になって頑張るはずだったイベントなのに、快く手伝ってくれたことには感謝しかありません。
子どものためのイベントだからこそ、保護者同士もできる範囲で協力することが大切。そして、誰かが頑張ってくれている時には、たとえ参加できなくても「ありがとう」の一言を伝えるだけで、受け取る側の気持ちはきっと違ったと思います。
最後のBBQは楽しい思い出を残すとともに、保護者同士の協力について考えさせられる出来事でした。
(ファンファン福岡公式ライター/tomomicchu)





