幼稚園の頃から、ギリギリまでトイレを我慢するくせのあった娘。小学校に入学し、一番不安だったのは「休み時間中にトイレを済ませられるか」でした。 不安は的中し、入学早々、授業中のおもらし事件が発生。 「おもらしをネタに、娘がいじめられたらどうしよう」と心配していましたが、先生の神対応に救われることになるのです。
不安しかない…小学校入学後もトイレをギリギリまで我慢する娘

小学校を入学したばかりの娘。あっという間にクラスで仲良しのお友だちができて、毎日楽しく通学していました。ただひとつ気がかりだったのは…トイレのこと。
娘は、小さい頃からトイレをギリギリまで我慢するくせがあったため、私は「限られた休み時間中にトイレを済ませられるか」をとても心配していました。
当の本人はというと、帰宅と同時にトイレに駆け込んだりする日もちらほら。それでも、「間に合っているから大丈夫!」と、全く問題にしていません。
いやいや、ギリギリで危なかったじゃないの…と思いつつ、「おしっこ溜めるのは体に悪いから、給食後のお昼休みには必ずトイレに行こうね」と何度も注意するのでした。
やってしまった…授業中におもらし事件発生

ある日、「ただいま」と帰宅した娘を玄関まで出迎えると、体操服のズボンを履いていました。
「おかえりー…あれ?どうして体操服…」と聞こうとしてハッとしました。
着替えているのはズボンのみ。も、もしや…恐る恐る娘の顔を見ると、少しもじもじしながら「おもらししちゃったから、着替えた」と教えてくれました。
ついにやってしまった…学校でおもらし…。
覚悟はしていましたが、いざそうなるとショックを隠せません。私は必死に平静を装いながら「おぉー…、そっかぁ。いつ、おもらししちゃったの?」と聞くと、娘は「えっと、授業中。座ってるとき。5時間目くらい?」と。
私は、奈落の底に突き落とされた気分でした。うそでしょ…授業中…。
クラス中の生徒の注目を浴びてしまったに違いありません。授業を中断させてしまったことでしょう、隣りの席の子は汚れなかっただろうか、臭いが漂ったのではないか、それに後始末…どれほどの迷惑をかけてしまったんだろう。
それに…おもらしをネタに、娘がいじめられたりしたらどうしよう…様々な不安が一気に押し寄せ、頭を駆け巡りました。
するとその時、私のスマホに着信が。小学校の、娘の担任の先生からでした。
絶望する私を救ってくれた、先生の神対応

電話に出ると、先生は、「この度は、本当に申し訳ございませんでした」と平謝りしてくださったのです。おもらしのせいで授業を中断させ、迷惑をかけたのはこちらなのに…私は拍子抜けしてしまいました。
先生は本当に申し訳なさそうに、「まだ一年生になったばかりですので、休み時間中にトイレを済ませられないのはしょうがないことです。クラスでは、『休み時間にトイレに行きそびれたら、授業中に行って良いからね』と周知していたのですが、言い出せなかったのでしょう…そのような雰囲気を作ってしまったのはこちらの責任です。皆の前で恥ずかしい思いをさせてしまい申し訳ございませんでした。」と、こちらが恐縮してしまうくらい娘に寄り添った考えを示し、丁寧にお詫びしてくれました。
私が、一番不安なのは明日からおもらしをネタにいじめられないかということだと伝えると、「そのようなことがないように、注意して見守り続けます」と言ってもらいました。私は安心し、ほっと胸を撫で下ろしました。
早速次の日から、目が届きやすいようにと、先生は娘を一番前の席に変更してくれました。席替えはその後何度もありましたが、娘は列が変わっても一年間ずっと一番前の席。先生は娘の友だちとの関わりを把握してくれ、トイレの声かけをしてくれることも。文字通り、本当に見守り続けてくれました。
そのおかげもあって、学校でのおもらしはこの時一回のみ。娘はクラスでいじめられることもなく、楽しく学校生活を送ることができました。そして、一年生が終わる頃には、休み時間中にトイレを済ませられるように。
あのときの先生の対応には、今も感謝しかありません。
(ファンファン福岡公式ライター/pemimama)





