役所や金融機関へ行くと、なぜか知らない人から職員と間違えられ、話しかけられる私。あんまりよく聞かれるので、開き直って教えてあげることにしています。
混んでいる金融機関の窓口で

仕事上、役所や金融機関に出向く機会が多い私。役所も金融機関も、いつも混んでいます。インターネットがどれだけ普及しても、やはり窓口へ行かないとできないことがまだ沢山ありますよね。
役所は、近年話題のマイナンバーカードの影響で?住民課の待ち時間が明らかに長くなりました。
金融機関も犯罪を未然に防ぐ目的もあるのか、本人確認が厳重で窓口対応の時間が長く、やはり待たされるなあと感じます。
先日、ある金融機関へ仕事の書類を渡しに行きました。
奥のブースで担当の方に確認してもらい、無事ひと仕事終了。窓口の前を横切り、数台並ぶATM機の横を通って建物の外へ出ようとした時、ちょうど女性が入ってきました。
自動ドアの外側と内側で対面するかたちになったその女性は、すれ違いざま私に
「すみません、ちょっといいですか?」と声をかけてきました。
そして彼女は、私をATM機の前に連れて行きます。
「自分の通帳から、商品の購入代金数千円を相手方に振り込みたい。振込元の依頼人の名前を夫に変える方法がわからないから教えてほしい!」というのです。
私も機械オンチの部類で、現金を預ける・引き出す以外のATM操作は戸惑います。
以前、子どもの学校関係で、親(通帳の名義人)ではなく子ども自身の名前に変えて振り込むよう言われ、あたふたしたことがありました。
その時の経験が生かされる日がやってきた。心の中でそう思いながら、私は彼女に依頼人名の変更方法を教えてあげました。彼女は
「助かりました」と言いながら、ふと私の右肩にかかった黒いバッグに目をやり
「アッ!ごめんなさい、てっきり係の人かと。でも助かりました、ありがとう」
役所へ行くと

別の日、仕事で役所へ出向いたときのこと。
案の定混雑していて、番号札を受け取り待つことに。
待合は結構埋まっていて、私は少し離れたところにぽつんと空いたイスを見つけ、腰掛けました。
すると5分も経たず、知らないおばあさんに
「住民票を取りたいのですが」と尋ねられました。
辺りを見渡しても、手が空いているらしい職員は見当たりません。とりあえず、番号札を取ってあげようと横に置いたバッグを手に立ち上がると、おばあさんは
「あら。役所の人かと。失礼しました」
「いいえ構わないですけど、アルコール除菌液設置場の近くに座っていたから、職員に見えたのかな?」などと考えながら、番号札をゲット。それから記入コーナーへお連れして
「この用紙に記入して下さい」と伝えました。
職員と間違われる原因は?

このような経験が、仕事で訪れる金融機関や役所で、結構よくあるのです。
考えてみると、プライベートで行ったときに職員と間違えられたことは皆無。職員と間違えられるのは、黒とグレーでまとめた地味な服装とメイクや髪型が、金融機関や役所で働く人の服装と似ているからのようです。
まあ、理由なんてどうでもいいですよね。どこも混んでいて、働いている人たちは忙しそうで、困っている人がいる…ならば順番を待つ間や用事を済ませて帰るだけの2~3分、たまたま居合わせた私に分かることなら、教えてあげればいいだけ。
ただ、金融機関や役所での用事は、個人情報に関わることが多いもの。その点をわきまえて、最低限のことだけお手伝いしてあげよう、と心に決めているのです。
(ファンファン福岡公式ライター/山ナオミ)





