週末、夫の両親の様子を見に義実家を訪れていたときのこと。日頃から不躾な態度で義両親を悩ませていた隣人が、信じられない行動に出ました。自分の敷地前に捨てられたゴミを、コッソリ義実家の前に放置したのです。一部始終を目撃した普段は温厚な夫の行動とは?
夫の両親を悩ませる「困ったお隣さん」の存在

週末、私たち夫婦は定期的に夫の両親の様子を見に、義実家へ足を運んでいます。その頃は義両親もまだ元気で穏やかな時間を過ごしていたのですが、長年モヤモヤしていたことがありました。それが「お隣に住むご夫婦」の存在です。
私たち親世代のご夫婦なのですが、とにかく近所付き合いの態度が不躾でした。義母が笑顔で挨拶をしても素っ気なく無視に近い態度をとったり、使わなかった期限切れのものを「手土産のお返し」と称して持ってきたり…。義両親は「お隣さんだから波風を立てたくない」と、ずっと我慢を重ねていたのです。
波風を立てないようにと配慮する義両親の優しさに付け込むかのように、そんな隣人の非常識な行動は留まることを知りませんでした。
目撃した信じられない光景。コッソリ置かれたゴミ

その日は、義両親と私たち夫婦は和気あいあいと過ごしていました。夫が庭の様子を見に行こうと玄関先へ出た際、ちょうど隣のご主人の姿が目に留まったそうです。
隣のご主人は、自分の家の前にポイ捨てされていたペットボトルや、コンビニおにぎりの空き袋などを拾いました。そして、周りを気にするようにキョロキョロと見回すと、夫が玄関で見ていることにも気づかず、なんとそのゴミをコッソリと義実家の敷地前に置いて、知らん顔で自分の家へ戻ろうとしたのです。
自宅前のゴミを片付けるのではなく、そのまま隣家である義実家に押し付けようとする身勝手すぎる行動。あまりの非常識さに、夫はただただ唖然としたと言います。
温厚な夫の堪忍袋の緒が切れた瞬間

最初は「何をしているんだ」と無言で激しく睨みつけていた夫。しかし、隣人はその視線に気づいているのかいないのか、ゴミを放置したまま平然と立ち去ろうとします。
日頃から義両親が理不尽な対応に耐えていた姿を見ていたこともあり、夫の中でずっとくすぶっていた怒りが一気に爆発したのでしょう。普段の夫は決してご近所と揉め事を起こすようなタイプではなく、どちらかと言えば温厚で穏やかな性格です。そんな夫の「堪忍袋の緒」が、ついに切れた瞬間でした。
「どうしてここにゴミを置くんですか!?」
静かな住宅街に響き渡るような力強い声で、夫は隣人に向かって毅然と問い詰めたのです。
一喝された隣人の反応と、長年のモヤモヤが晴れた日
まさか声を上げられるとは思っていなかったのでしょう。ビクッと肩を揺らした隣のご主人は、振り返って驚いた表情を浮かべました。
普段は大人しい夫から放たれた圧倒的な威圧感と、逃げ場のない正論に、完全にタジタジの様子。気まずそうに目を泳がせながら、慌てて放置したゴミを拾い集め、逃げるように自分の家へと持ち帰っていったそうです。
一部始終を終え、興奮気味にキッチンにいた私の元へ戻ってきた夫。こと細かく説明して「一喝してやったよ!」と話す夫の顔はどこか晴れやかで誇らしげでした。
そのときは気づいていなかった義両親にも事の顛末を伝えると、最初はとても驚いていました。しかし、すぐに「よく言ってくれたわ、ありがとう」「これで少しは反省して、懲りてくれるといいけれど……」と、胸のつかえが取れたような安堵の表情を見せてくれたのです。
義両親を長年悩ませてきた迷惑な態度を一掃してくれるような夫の毅然とした対応に私は、「よく言ってくれたね!スカッとした!」と大絶賛。
これまでのモヤモヤがスーッと吹き飛ぶような、心から胸がすく出来事となりました。
(ファンファン福岡公式ライター/hitoyume)





