幼稚園のバザーでハンドメイド雑貨は大人気。しかし、なかには、売れそうもない品物を持ち込む人も。「食品以外はOK」というルールに役員たちが振り回された出来事です。
幼稚園バザーは準備が大変

幼稚園バザーは、園ママ作のおしゃれでかわいいハンドメイド雑貨がプチプラでゲットできるチャンス。特に、園で使えるループ付きタオルや巾着などは、毎年取り合いになるほど大人気です。
わが子が通う幼稚園では、バザーに出品するハンドメイド品は、食品以外なら全てOK。
バスソルトやアクリルたわしなど、バラエティー豊かな品々が集まります。
集まった品々は、まずカテゴリー別に分類されます。 出品エリアは限られているので、バランス良く並べるのはもちろんのこと、類似品を求められた時に対応をしやすくするためです。
ところが、なかには扱いに困る品物が持ち込まれることも…。
手編みのセーターや使用済みペットボトルを使った手作りおもちゃなどがその一例。
しかし、買い手が見つかりそうにないものと、バザーで扱うには高すぎる品物(値段は出品者が決めていいルールです)は、役員の頭を悩ませていました。
値下げ品の見極め

集まった品物を前に、売れそうもない、売りにくい商品をどうするかの話し合いが始まります。
役員は、バザーの時間内に商品をさばききらなければいけません。
救いの一手は、役員のみに許されている「値下げ」の権限。万が一、時間内に売れ残りそうな場合は、たたき売らない範囲で値段を調整していいことになっています。
とはいえ、作者が同じ園のママともなれば、そう易々と価格を下げるなんてできないもの…。
そこで、ベテランの役員さんの一人が提案しました。
「とりあえず、あさイチから出品しましょう!」
ベテラン役員さんによれば、売れそうにない品物ほど、人が集まるあさイチから出品した方がいいとのこと。なかには買ってくれる人もいるかもしれないし、万が一売れなくても言い訳がしやすいと言うのです。
いよいよバザー当日

いよいよバザー開幕。人気のアイテムはあっという間に完売!
しかし、想定通り売れ残った品物たちが悪目立ちし始めます。
「こちらもいかがですか?」
お買い物をした人には必ず声がけするようしているものの、売れ残り予想は完全に的中。もはや値引きは時間の問題です。
「値段、書き換えていいよね?いくらにする?」
手編みのセーターを前に役員たちが相談していた時です。背後から作者が登場、声をかけてきました。
「値引きされるくらいなら引き取らせていただきます!」
自分が丹精込めて手編みしたものを、安売りはしたくないと言うのです。
「分かりました。まだ、セーターを着るには暑いですもんね…」
苦し紛れのフォローをするベテラン役員さんの隣で、ホッと胸をなでおろす私たち。
同じように売れ残った手作りおもちゃの方は、
「逆にお金を取るのが悪いと思ったくらいなので」という作者のお言葉に甘えて、欲しい人に無料で引き取ってもらいました。
こうして、何とか乗り切れたものの、売り方次第ではママ友関係にヒビが入るリスクをはらむバザー。
盛り上がりとは裏腹に「食品以外はOK」というルールに振り回された1日となりました。
(ファンファン福岡一般ライター)





