ある日の夕方の事です。近所のスーパーで目にしたお友達一家の買い物の仕方に驚き、私は思わず足を止めました。息の合ったチームプレーに最初は驚愕しましたが、その裏には大家族ならではの工夫と、思わず感心してしまう理由が隠されていたのです。
近所の大型スーパーへ買い物

食料品売り場の片隅で、幼稚園のお友達一家を見かけました。その一家はパパとママ、小学校3年生から赤ちゃんまでの幅広い年齢層の女の子3人、男の子2人の大家族です。7人全員が、売り場の隅でキョロキョロしながら何かを待っています。
動き出した一家
誰かと待ち合わせかな?そう思いながら買い物を続けていると、値引きシールを貼る時間を告げる放送が入りました。私も売り場に行こうと踵を返したその瞬間です。
待っていた一家が一斉に動き出しました。
このスーパーはある程度範囲は決められているものの10分間限定でお客さんが欲しい商品を手に取り、店員さんに値引きシールを張ってもらうシステムです。野菜売り場、肉売り場、魚売り場と10分ごとに次々シールを貼る売り場が変わっていきます。
値引きシールを手にした店員さんが野菜売り場にスタンバイ完了!

赤ちゃんを抱っこしたママが子どもたちに何かを話すと、野菜売り場をキョロキョロ、お目当ての野菜をもった子供たちが店員さんのもとへ一直線に向かいます。値引きシールを貼ってもらうとママのもとへ戻り、かごへ入れます。
そしてまたママの話しを聞いて売り場に戻ります。パパは小さい子と一緒にシールを貼ってもらっているようです。野菜売り場の値引き時間が終わると店員さんが次の売り場へ移動します。その場にいたお客さんも移動して行きます。もちろんお友達一家も移動します。
この繰り返しで3つの売り場を全部回り切りました。息の合った鮮やかな連係プレーで、気づけばカートに乗せていた彼女の家の3つの買い物かごは値引き商品でいっぱいになっていました。
あまりのこなれた感のある動きに、私はただただ驚愕してしまいました。
ゲームみたい
後日、幼稚園のお迎えでそのママに会ったので、「この前スーパーで見かけたよ。すごかったね!」と声をかけてみました。
するとママは笑いながら、
「そう?私が司令塔で、旦那と子どもたちが品物を持ってシールを貼ってもらう係なの。ゲームみたいで楽しいんだって」
と教えてくれました。
さらに、「家族が多いと食費もかかるから、本当に助かるわ」と、コロコロ笑いながら明るく話してくれました。節約を『大変なこと』ではなく『家族みんなで楽しむイベント』に変えてしまう発想に感心しました。
そのたくましさに、思わず「この家族、強いなぁ」と心の中で拍手を送りました。
(ファンファン福岡公式ライター/ひとみ)





