子どもの卒業から数カ月後、何年も連絡を取っていなかったママ友から突然届いた一通のメッセージ。「制服を譲ってほしい」というお願いだけでも驚いたのに、その内容は予想以上でした。図々しさに戸惑いながらも断った、今でも忘れられない出来事です。
数年ぶりに届いた突然のLINE

長男が中学校を卒業し、ほっとひと息ついていた頃のことです。ある日、数年ぶりに一人のママ友からLINEが届きました。
その人とは子どもが小学生の頃に少し交流があった程度。子どもの学年も違うので中学校に入ってからはほとんど交流はありませんでした。
「久しぶり!元気?」
そんな近況報告から始まるのかと思いきや、メッセージを開いて最初に目に入ったのは、
「制服、もう使わないよね?譲ってもらえない?息子が大きくなりすぎて、サイズアウトしちゃいそうなの。あと2年しか着ないから買いたくなくて」
という内容でした。あまりにも突然のお願いに、思わず画面を二度見してしまいました。
お願いはどんどんエスカレート
制服を譲ってほしいという相談自体は、決して悪いことではないと思います。実際、サイズが合えば譲り合う家庭もありますし、わが家も譲っていただいた経験があります。
ただ、そのご家庭に弟さんもいます。学年的に弟さんの分は購入しなくてはならない年齢差です。新しく買い足しても無駄にならないのに、そう思ってました。
私がさらに驚いたのは、その後のやり取りでした。
「こっちに来るよね?そのときに届けてもらえるかな?」
まるで私が届けるのが当然のように書かれていたのです。わが家から相手の家までは車でそれなりの距離があります。まだ譲るとも言っていないのに「譲ってもらう前提」で話が進んでいることに、少し戸惑ってしまいました。
交流がなかったからこそ感じた違和感

もし普段から仲良くしているママ友だったら、感じ方は違っていたかもしれません。困っているなら力になりたいと思えたでしょう。でも、その人とは何年も連絡を取っていませんでした。子ども同士もほとんど交流はなく、学校で会っても軽く挨拶をする程度です。
そんな関係だったからこそ、「久しぶりの連絡がお願いごとだけ」という状況に、どうしても複雑な気持ちになりました。私のことではなく、制服だけが目的だったのかな。そんな考えまで頭をよぎってしまいました。
断ったものの今でも考えてしまう

結局私は、「まだ片付けが済んでいなくて、かなり時間がかかってしまいそうだからごめんね」と伝え、お断りしました。
相手もそれ以上は何も言わず、やり取りはそこで終わりました。今でもあの対応で間違っていなかったと思う反面、「もう少し違う伝え方があったかな」と考えることがあります。
困っている人を助けたい気持ちはあります。でも、それはお互いの関係性や思いやりがあってこそのこと。数年ぶりの連絡で、譲ってもらうことを前提に話を進め、さらに届けてもらうことまで求められると、素直に「いいよ」とは言えませんでした。
人にお願いをする時こそ、相手への配慮や距離感が大切なのだと、改めて感じた出来事です。
(ファンファン福岡公式ライター/tomomicchu)





