「子ども連れならもっと気を付けて」フードコートでぐずる娘に苛立つ隣の男性…戻った夫の姿を見た途端、表情が一変!

フードコートで食事をしていた時のこと。娘がぐずり始め、必死になだめていると隣の席の男性から「子ども連れならもっと気を付けて」と強めの口調で言われました。申し訳なさと気まずさで落ち込む私。男性がトイレから戻ってきた夫を見た瞬間…!

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家族で楽しんでいたフードコート

写真AC

これは娘がまだ小さかった頃の出来事です。

ある日、家族でショッピングモールへ出かけました。そしてフードコートで食事をすることに。

休日ということもあり、フードコートはたくさんの家族連れでにぎわっています。私たちも料理を受け取りました。夫はトイレに行き、私と娘は席を見つけて食べ始めました。

娘は大好きな料理を前にして、最初はご機嫌です。
「おいしいね」と声をかけると、嬉しそうに笑って食べていました。
ところが、食事を初めてしばらくすると、娘の様子が少しずつ変わってきました。

お腹がいっぱいになってきたのか、
「あれがいい!」「もういらない!」と、少しずつ声が大きくなっていきます。私は
「どうしたの?」と声をかけながら、娘の気をそらそうとしました。

周りにはたくさんのお客さんがいたので、できるだけ迷惑にならないように気を付けていたつもりです。
「もう少しだけ静かにしようね」と何度も声をかけますが、娘はぐずぐずとしたまま。
落ち着いて食事をするどころではありませんでした。

そんな時、隣の席から突然声をかけられました。

隣の男性から言われた一言

写真AC

「子ども連れなら、もっと気を付けてもらえませんか?」

かなり強い口調の声。その方向を振り向くと、隣の席の男性がこちらを見ていました。私は驚いて、「すみません…」と反射的に謝りました。すると男性は
「さっきからずっとうるさいんですけど」と続けました。

私は申し訳ない気持ちになり、
「すみません、すぐに出ます」そう答えながら急いで娘の荷物をまとめ始めました。
「子どもを連れてくるべきじゃなかったのかな」そんなことまで考えてしまい、どんどん気持ちが沈んでいきました。

席を外していた夫

写真AC

気落ちした私が片づけをしていると、トイレに行っていた夫が戻ってきました。
「隣のお客さんに迷惑みたいだからもう出よう」
夫に隣の人に聞こえないよう小声で伝え、片付けを続けていると、ついに娘が泣き出してしまいます。
「チッ」隣から舌打ちが聞こえ、男性がこちらを向いて何か言おうとしたのがわかりました。

その瞬間、こちらを向いた男性の表情が、突然変わりました。夫と目が合うと、急に気まずそうな顔になりました。

夫は男性に「何かありましたか?」と尋ねました。
大きい声ではありませんでしたが、男性は「いや…別に…」と目をそらしながら小さな声で答えました。

実は、夫は陽気な性格とは裏腹に、いかつい見た目のためよく怖がられるのです。

その後、隣の男性はそれ以上何も言いませんでした。そして、食事がまだ少し残っているにも関わらず、荷物をまとめそのまま逃げるようにフードコートから出て行ってしまいました。

夫は何が起こったのかわかっていない様子で、
「なんだったの?」と聞いてきます。私はさっき言われたことを説明しました。すると夫は
「そうだったんだ」と一言。そして娘の頭をなでながら、
「大丈夫だよ。子どもなんだから、そんなときもあるよ」と言ってくれました。

その言葉を聞いた瞬間、それまで張りつめていた気持ちが少しずつほどけていきました。

子どもとの外食で大切なこと

もちろん、子どもが騒いでしまったときには、周囲への配慮が必要だと思います。私も娘がぐずった時にはできるだけ落ち着かせようとしていますし、周囲に迷惑をかけないように気を付けています。でも、必死になだめている状況で強い口調で言われたことで、「ちゃんと頑張っているのに」と悲しくなってしまったのです。

ただ、「子どもを連れて外食するのは怖い」と思う必要はないとも感じています。あの日の私のように、外食先で嫌な気持ちになっている親もいるかもしれない。私自身が子育て中だからこそ、街で見かける困っている親子には温かい目を向けたいと思うきっかけになった出来事でした。

(ファンファン福岡公式ライター/言ノ葉 えり)

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