「お前はダメ」公園で仲間外れにされる小1息子、見かねて口を出した母が胸を締め付けられたワケ

保育園では穏やかに過ごしていた長男が、小学校入学後、近所の公園で仲間外れにされる姿を目にしました。見守るべきか、声をかけるべきか…。親としての葛藤と、「優しい子だから大丈夫」と思っていた私が気づいたことを綴ります。

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保育園時代は「優しい子」だった息子

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長男は昔から喧嘩をするタイプではありませんでした。友達とおもちゃを取り合いになっても「いいよ」と譲れる子。誰とでも遊ぶというよりは、気の合う子と穏やかに過ごすことを好む性格でした。

保育園では大きなトラブルもなく過ごしてきたので、「この子なら小学校へ行っても大丈夫だろう」と私は思っていました。今思えば、それは親の思い込みだったのかもしれません。

小学校に入学して2週間ほど経った頃、長男は近所の同級生たちと公園で遊ぶようになりました。最初は友達ができてよかったと思っていました。
しばらくして、保育園に次男のお迎えに行った帰りに公園に寄るようにしました。そして、公園で遊ぶ長男を初めて見た私は違和感を覚えました。

ある男の子が、息子にだけ「お前はダメ」とブランコを譲らなかったり、冷たい言葉をかけたりしていたのです。最初は「相性が合わないだけかな」と思っていました。

ところが何日か見ているうちに、その子の態度に周りの子も流されているように感じました。鬼ごっこでは息子だけが鬼になり、ほかの子たちはみんなで公園の外へ逃げます。息子が呼ばれて近づくと、笑いながら逃げる。その様子を見ていると、子どもたちに「あの子がやるから自分も」という空気ができてしまっているように見えました。

見かねて口を出した日

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ある日も、息子は鬼になっていました。実は、息子には「公園の外は車が来るから危ない」と公園の中で遊ぶように言っていました。鬼ごっこをしていても息子は私との約束で公園の外へは出ません。周りの子はそれを分かっていて、公園の外から名前を呼び、息子が「何?」と近づくと逃げるということを繰り返していました。

見ていられなくなった私は
「鬼はじゃんけんで決めたの?」と聞きました。
「決めてない」そう答えた子どもたちに
「じゃんけんで決めたらどうかな。名前を呼ばれて『何?』って行ったのに逃げられたら、悲しい気持ちにならないかな」と言いました。

その子は何も言いませんでしたが、一緒にいた子は
「そうだね」とうなずき
「今度はみんなで鬼をやろう」と言ってくれました。
少し安心した反面、子どもの世界に親が口を出しすぎたかなという気持ちも残りました。

家に帰ってから私は息子に
「何回もああいうことがあって、どう思ってる?」と聞きました。息子は少し考えて
「悲しい気持ち」と小さな声で答えました。

その一言を聞いて胸が締め付けられました。毎日慣れない学校へ行き、疲れて帰ってきても
「友達と遊びたい」と公園へ向かう。
そして悲しい気持ちで帰ってくる。その姿を見るのがつらくて、私は
「もう公園で遊ぶのをやめてもいいんじゃない?」と言ってしまいました。息子は
「…うん。少しの間そうしてみる」と答え、公園で遊ばなくなったのです。

今も答えは出ていない

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幸い、長男は学校には毎日楽しそうに通っています。クラスでは友達と笑って過ごしているようで、それだけは安心しています。放課後は、公園へ行く代わりにゲームをしたり工作をしたり、自分の好きなことを楽しんでいます。

本当は公園で遊びたい気持ちもあるのかもしれません。私は「もう少しみんなが成長したら、気の合う友達と約束して遊べるようになるよ」と息子に話しました。

でも、本当にあの時「遊ぶのをやめてもいい」と言ったことが正しかったのか、今でも分かりません。何も言わず見守っていたら、息子なりの乗り越え方を見つけられたのかもしれない。そう思うこともあります。

親にできるのは、すべてを解決することではありません。それでも、親としては、息子が自分の気持ちを安心して打ち明けられるようにしてあげたいと思っています。

(ファンファン福岡公式ライター/irone)

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