トイレットペーパーがなくなりそうなのに交換されていない。 そんな場面が、わが家では何度もありました。 犯人は高い確率で兄です。 本人に理由を聞いてみたものの、私のモヤモヤは簡単には解消されませんでした。
兄の後にトイレへ入ると毎回同じ光景が

わが家では、兄がトイレを使った直後に私が利用することがよくあります。ある日もトイレへ入ると、ペーパーホルダーに巻かれていたのは残りわずかなトイレットペーパーでした。
あと1回か2回使えばなくなりそうな量です。
最初は気にも留めていませんでした。しかし、あまりにも同じ状態となっている回数が多すぎるのです。気付けば私は、兄がトイレから出てきた後にペーパーホルダーを確認するようになっていました。そして、「あと少しだけ残った状態」を発見するのでした。
絶対わざとでしょ!積み重なったモヤモヤ
何度も同じことが続くうちに、私はだんだんイライラするようになりました。トイレットペーパーを交換するのは大変な作業ではありません。だからこそ、「あと少しなら使い切って交換してほしい」と思ってしまいます。
私にとっては、それが当たり前だったからです。そのため、残りわずかなトイレットペーパーを見るたびに、
「なぜ最後まで使わないの?」
「次に使う人のことは考えないのかな」
という不満が頭に浮かびました。そしてついには、
「絶対わざとでしょ!」
そう思うほどモヤモヤが積み重なっていたのです。
思い切って兄に理由を聞いてみた

ある日、私は兄に直接聞いてみました。すると兄は少し不思議そうな顔でこう言いました。
「いや、悪意はないよ。使う分だけ使ったら、たまたま少し残っただけ」
私は拍子抜けしました。
「え、それだけ?」
正直なところ、もっと深い理由があると思っていたからです。兄からすると、最後まで使い切ることよりも、自分が必要な分を使えたかどうかが重要だったようです。
確かに私自身も、あと少しだけ残ってしまうことはあります。しかし私は、その状態になると最後まで使い切って交換してしまいます。だからこそ、兄の考え方がなかなか理解できませんでした。
人によって当たり前は違うのかもしれない
兄の話を聞いても、正直なところ完全には納得できませんでした。ただ、一つ気付いたことがあります。
私にとっては、「使い切るまで」が当たり前です。一方の兄は、「必要な分を使ったら終わり」という考えでした。同じ家で育っていても、考え方や行動の基準は意外と違うのだと驚きました。
私はずっと嫌がらせだと思い込んでいましたが、本人に聞いてみるとそうではありませんでした。少しイライラは減ったものの、今でも兄の後にトイレへ入ると、ついペーパーホルダーを確認してしまいます。
トイレットペーパーから考えた家族との向き合い方

今回の出来事で感じたのは、自分にとっての当たり前が相手にも当たり前とは限らないということです。もちろん、私は今でもトイレットペーパーは使い切った人が交換した方が良いと思っています。
それでも、勝手に悪意があると決めつけていたことは反省しました。まずは相手の考えを聞いてみること。その大切さを改めて感じた出来事です。
皆さんのご家庭ではどうでしょうか。あと少し残ったトイレットペーパーは使い切りますか。それとも次の人に任せますか。何気ない日常の出来事ですが、家族それぞれの価値観が見えてくるのかもしれません。
(ファンファン福岡公式ライター/わーちゃん)





