よく食べる子どもがいると言うママ友。他人の家に行くときは、子どもに足りないと泣きわめかれるのが嫌で大量のお菓子を用意して行くそうなのですが…。最初は「大変だな…」と思いましたが、実際に目の当たりにすると、ママ友に対して違和感を覚えた出来事です。
セレブのMさん

ママ友のMさんとは、子どもが同じ幼稚園年長と言う共通点で仲良くなりました。
旦那さんが一回りほど年上で管理職をしており、同年代の夫を持つ私たちと比べてその暮らしぶりは明らかにワンランク上の雰囲気が漂います。
友人からのプレゼントされたブランド物の子ども服を、「うちの子には合わないから、良かったらもらってくれない?」と簡単に人に譲ってしまうようなところがありました。
出身が都会なので、会社員時代のエピソードなども地方出身の私からするとどこかドラマチックで…。出会った当初は、私が知らない世界を知っていて、話が尽きない面白いママ友と言う印象でした。
大量のお菓子を持参する理由
ある日のこと。幼稚園バスを降りたわが子が遊びたいと言うので、自宅で着替えて近所の公園に向かうと、ちょうどMさん親子がいました。
しばらくすると、走り回っていたMさんのお子さんのYちゃんが、「なにか食べたい」と言って駆け寄ってきました。Mさんは持っていたバックから大量のお菓子を取り出し、「手を洗ってから、みんなと分けて食べるんだよ」とわが子や他のママ友の子にも配るように伝えています。
私はお礼を言いつつも、大人数にも即座に対応できる量に驚き、「いつもそんなに持ち歩いているの?」と尋ねました。
Mさんは「うちの子、食欲旺盛ですぐにお腹空くの。食べ物がないと不機嫌になって…。お菓子をあげるにしても、こういう場では自分の子にだけってわけにはいかないでしょ」と。
その後もYちゃんがお菓子をねだりに来るたび、まるで魔法のポケットのように次々と色々なお菓子がバックから出てきます。
そんなMさんに、ママ友からは「さすがセレブ」「うちなら家に帰っておにぎり食べさせちゃう」と羨望にも似た声が挙がりました。そして私も、この時点ではお金に余裕があるからできるんだろうな、くらいに思っていました。
Mさんに抱いた違和感

そんなMさんから「今度、Yと一緒にtsukimiちゃんの家に行ってみたい」と言われ、特に迷いもなく承諾しました。
当日やって来たMさんは両手に大容量の袋菓子6つ、小袋菓子5つ、それに子供用のハンバーガーセットを4つも持参していました。
大人2人に幼稚園児2人しかいないのに、いくらなんでもなんの冗談かと思ったら、他人の家に行って足りない足りないと泣き喚かれるのが嫌で「絶対に足りるだろう」と言う量を用意して行くのだとか。子ども用ハンバーガーセットは、後から「あれが食べたい」と言われないように全種類買うのが決まりなのだそう。
そう言えば、Yちゃんはよく食べる子だって言ってたっけ…。困り顔で話すMさんに、最初は素直に大変そうだなと感じていました。でも、時間が経つにつれ、私はMさんに違和感を覚えるようになります。
それは、私とMさんの会話にYちゃんが入り込もうとすると、Yちゃんがお菓子を求めていないのにもかかわらず、「お腹空いたんでしょ、これ食べてなー」と、すかさずお菓子やポテトを与えて満足させようとすることに気が付いたからです。
食べ物を食べている間はYちゃんはおとなしいので、Mさんは話を止める必要がありません。
Mさんが大量の食べ物を際限なく子どもに与え、自分は話に夢中になっている様子を見て、私はなんとも言えない気持ちになりました。
お菓子のルールは難しい

その後、Mちゃん親子と遊ぶと、お菓子の食べすぎで子どもが夕食を食べないと悩むママ友が増えていきました。Mさんに「お菓子あげすぎじゃない?」とはっきり言う人もいて、それが直接の原因かは不明ですが、Mさん親子は公園に現れなくなりました。
ママ友たちとは、Mさんが私たちに話したいネタが一通り出尽くし、代わりにYちゃんの習い事でつながった別のママ友たちとの間で、以前の私たちと同じように盛り上がっているのでは?と推測しています。
それぞれの家庭でお菓子のルールが違うことは理解していますが、Mさんのことは今も強烈な印象として残っています。
(ファンファン福岡公式ライター/tsukimi)





