何気ない朝の風景。私がいつもの通勤路を通って会社へ向かう途中に目撃した、思わず目を疑う出来事。歩きながら思いもよらないことをしている男性を見かけたのです。 あまりにも予想外の光景に、驚きで頭が真っ白になった体験をお話しします。
いつもの通勤路の違和感

その日もごく普通の朝。私は会社へ向かうため駅から職場まで続く歩道を歩いていました。空気は少しひんやりとしていて、周囲には通勤中の人たちがいて、たくさんの足音が聞こえています。多くの人が前だけを見て足早に歩いていました。
私の少し前を歩く男性が目に入りました。その男性に特別目立つ様子はありません。しかし、なぜかその男性が気になりました。よく見ると、口元に手を当てたまま歩いています。その手は止まることなく細かく動いていました。
私は最初、その男性が歩きながら食事をしているのだと思いました。忙しい朝ですから、おにぎりやパンを食べながら移動している人を見かけることはあります。
食事にしてはどこか様子がおかしい

しかし、よく見ると、その男性の手の動かし方には違和感がありました。口元に食べ物を運ぶような動きではなく、同じ場所を何度もなぞっているような手の動きだったのです。
私からはその男性の背中しか見えませんでしたし、距離も離れていたため何をしているのかまでは分かりませんでした。しかし、気になり始めると、ますます目が離せなくなりました。とはいえ、後ろからではよくわかりません。
どうしても何をしているのか気になった私は、その男性を追い越すことにしました。追い抜く際に横目でちらり。すると、私の目には予想もしなかった光景が飛び込んできたのです。
なんと男性は、歩きながらあごのヒゲを剃っていたのです。一瞬、自分の見間違いかと思いました。ですが確かに手にはヒゲ剃りらしきものを持っていて、あごの周辺で動かしていました。
「えっ、今ここで?」
心の中でそうつぶやいたのを覚えています。
朝の準備が間に合わなかったのかもしれませんし、何か事情があったのかもしれません。しかし私は事情を知りませんから、もちろんなぜそんなことをしているのか推測することしかできません。
一つ言えるのは、私にとって、歩きながらヒゲを剃る人を見たのは初めてだったということです。予想外の光景に頭の中が真っ白になり、その場で立ち止まりそうになりました。ですが、じっと見つめるのも失礼だと思い、私はすぐに視線をはずして歩き続けました。
“歩きながらヒゲ剃り”を見て感じたこと

私が大きな衝撃を受けている中、周囲はいつもと変わらない朝の風景です。不思議な感覚でした。私は驚きながらも、そのまま足早に会社へ向かったのです。
この日見た”歩きながらヒゲ剃り”の光景は、今でも強く印象に残っています。毎日同じ通勤路を歩いていても、思いがけない出来事に出会うことがあるものだと思いました。
何気ない通勤時間の中にも、予想外の出来事が隠れているのかもしれません。皆さんも街を歩いていて「えっ今ここで?」と思うようなことをしている人に遭遇した経験はありませんか。
(ファンファン福岡公式ライター/わーちゃん)





