突然の子どもの体調不良に、頭の中が真っ白になったことはありませんか?私にもそんなことがありました。突然、子どもに赤いポツポツが!カバーを洗濯中でチャイルドシートは使えない…パニックを起こしかけた私。そんなとき、私を助けてくれる人がいたのです。
突然の異変

仲の良い2人のママ友A子とB子が、朝から子どもを連れてわが家に遊びに来ていた日のことです。A子とB子は、私の上の子と同じ幼稚園に子どもを通わせています。
リビングにはおもちゃが広がり、子どもたちの笑い声が響く、いつものにぎやかな光景。大人同士も他愛ない会話を楽しみながら、穏やかな時間が流れていました。
そろそろお昼の準備をしようかと立ち上がったそのとき、ふと視界に入った下の子の様子に違和感を覚えました。近づいてよく見ると、全身に赤いポツポツが広がっていたのです。ついさっきまで元気に遊んでいたのに、あまりにも突然で、胸がざわつきました。
焦りでパニック

「えっ…これなに?どうしよう」という言葉が頭の中をぐるぐると巡りました。すぐに小児科へ連れて行かなければと思う一方で、車がすぐにつかえる状態ではありませんでした。前の日にチャイルドシートが汚れてしまったのです。その日、汚れたカバーを洗濯していたため、準備に時間がかかります。
時計を見ると、午前の診察の受付終了時間が迫っていました。
「車では行けない…自転車で行く?」「お友達には帰ってもらわなくちゃだよね」「上の子がぐずりそうだな」
いろいろな事が頭に浮かんでは消えて…。
焦れば焦るほど何から手をつければいいのか分からなくなっていきました。具合の悪くなった下の子の体をさすりながら不安ばかりが膨らみ、私はパニック状態になっていたと思います。
差し伸べられた手
そんな私に「どうしたの?」とママ友の声が聞こえました。
私「下の子の全身に赤いポツポツがあって…」
ママ友A子「朝はあった?」
私「朝はなかった」震える声で返事をすると、
ママ友B子「落ち着いて!病院で見てもらった方がいいね」
私「今チャイルドシートのカバーを洗濯していて使えないんだ。どうしよう…」
ママ友A子「うちの車で連れて行くから大丈夫。チャイルドシートもあるよ。まずは病院に電話して、少し遅れても診てもらえるか聞いてみて」
ママ友B子「子どもたちは私に任せて。お昼も作って食べさせておくね」
二人して、迷いなくとるべき行動を示してくれたのです。
自分のことで精一杯になっていた私にとって、その言葉は本当に心強く、救いとなりました。周りが落ち着いて動いてくれることで、自分もようやく冷静さを取り戻せたと思います。
病院へ電話をかけたら「待っているから慌てず、安全運転で来てください」と言ってもらえました。
受診の支度をして、ママ友B子にお昼の準備をあれこれお願いして、ママ友A子の車で下の子を連れて病院へ向かいます。
ママ友に感謝しかありません!

病院で診てもらうと、診断は蕁麻疹とのこと。命に関わるものではないと分かり、安心して全身の力が抜けました。
下の子を連れて帰宅すると、上の子は相変わらずお友達と楽しそうに遊んでいました。ママ友B子が子どもたちのお昼をきちんと済ませてくれていて、何事もなかったかのような穏やかな空気でした。ママ友たちも「大したことなくてよかったね」と自分のことのように喜んでくれて、その優しさに胸がいっぱいになりました。
その後、下の子は帰宅後にお昼寝をしてからはみんなと一緒に遊べるほど元気になり、夕方には発疹もおさまりました。
もしあの場に一人きりだったら、私はどうしていただろうと考えると、今でもゾッとします。人に頼ること、そして支えてくれる人がいることのありがたさを、これほど実感した日はありません。感謝の気持ちがずっと心に残る、大切な一日となりました。
(ファンファン福岡公式ライター/ひとみ)





