赤ちゃんは授かりもの。男の子でも女の子でもかわいいものですが、妊活中のなど人は希望の性別があるかもしれませんね。最近は、科学的な根拠がありそうなものから眉唾ものまで、さまざまな産み分け方法があるようです。そんな赤ちゃんの性別にまつわる、かわいらしいエピソードをご紹介します。
予期せず妊娠した第3子

私は38歳にして第3子を授かりました。すでにわが家には、7歳の娘と5歳の息子がいて、子育ても一段落したと思った矢先のことです。
想定外の事態に夫婦そろって戸惑っていたのですが、授かってしまったのなら選択肢は一つ。こうなったら、ありがたい気持ちで元気な子を産もうと腹もすわり、子どもたちに
「赤ちゃんがやってくるよ」と伝えました。
娘は
「女の子がいい!弟くんみたいなのがもう一人増えたら大変だもん!」と言い、 息子は
「絶対に男の子!一緒に戦いごっこをするんだ!おもちゃも貸してあげるよ」と言います。
実は第2子を妊娠する前、男の子を育ててみたいと思い、産婦人科で相談をして産み分けのゼリーとサプリメントを購入したことがあります。
その効果があったのかは分かりませんが、希望通りの男の子を授かりました。けれど実際生まれてみると、男の子のなんと手のかかることか。
いや、男の子だからと決めつけてはいけないかもしれません。世の中には、手のかからない男の子もいるかもしれませんが、息子はとにかく、すぐにケガをしかねないやんちゃをするので、ひとときも目を離せずに苦労をしました。ガラスのコップをかみ割ったこともあるんです。
密かに男の子を希望する人が…

もし、本当に第3子を希望して妊活していたなら、また産み分けにチャレンジして女の子を希望していたことでしょう。しかし、今回の妊娠は予想外のこと。もはや赤ちゃんの性別は選べないので、自然な流れに任せようと思っていたのですが、男の子を希望する息子と同じく、実はもう一人、男の子を切望する人がいました。
それは、娘のお友達のAちゃん。
5歳の彼女は、一人っ子ということもあって、わが家の娘を姉のように慕ってくれています。そんなAちゃんとわが子を遊ばせているとき、私がAちゃんのママに
「実は、いま妊娠しているんだ」と打ち明けたところ、そばで話を聞いていたAちゃんがショックを受けたようにこう言ったのです。
「え…赤ちゃん来るの?赤ちゃん、男の子がいいなあ。もし女の子だったら本当の妹になっちゃうんでしょ。妹は、私だけがいいんだもん!」と涙ぐむではないですか。
キューン!
私に衝撃が走ります。
なんてかわいいの!
自分だけが妹分だと思っていたのに、その立場が脅かされそうだと不安になったAちゃんの様子が、いじらしくて仕方ないのでした。
Aちゃんママからの連絡

その日の夜、Aちゃんのママから連絡がありました。
「さっきお風呂に入ったら、Aが私の腹肉を指さしながら、『ねぇママ、これはただのお肉だよね?ママのおなかの中には、赤ちゃんいないよね?』って言うのよ」
「しかも『私が小学生になる頃までに赤ちゃんがおなかにこなければ、私は一人っ子で確定だよね?これから妹や弟がやってきて、ママやパパの愛情を取られることもないよね?』って確認してくるのよ」
「前から妹や弟はいらないって言ってたのは、本気だったのねえ」
それを聞いた私は、Aちゃんのかわいらしい独占欲がほほ笑ましくて頬がゆるみました。
一方でAちゃんのママは
「Aを不安にさせないためにも、この腹肉をなんとかせねば」とダイエットを決意したそうです。
そしてこのほほ笑ましいエピソードを聞いてから1カ月たった頃。おなかの子の性別がエコーで判明しました。
おそらく男の子。娘に伝えると
「赤ちゃん、男の子なのかあ。せめて優しくて、賢くて、下品じゃない男の子がいいな」と言いました。その言葉が聞こえたのかどうか、横にいた息子は、白目をむきながら変顔で踊るのでした。
娘よ…そんな男の子は、めったにいないと思います(苦笑)。
ちなみにAちゃんにも
「赤ちゃん、男の子みたいだよ」と伝えると、ホッとした顔をして、隣に座る娘に向かって
「妹は、私だけでいいんだもんね~」とニコニコ笑うのでした。
(ファンファン福岡一般ライター)





