普段は仕事と育児に追われる日々。この日は親に子どもを見てもらい、数年ぶりに友人との外食が実現!積もる話と料理を堪能するはずが、隣の席から響き渡る“ある音”のせいで、せっかくの時間が台無しになりました。
子育てから離れて過ごす、久しぶりのご褒美時間
毎日、仕事と子育てに追われる中、ある日1通のLINEが届きました。相手は高校時代の友人。私が地元に戻っていると聞いて連絡してきてくれたのです。
「久しぶりに会いたいね!」
とメッセージは盛り上がり、すぐに会うことが決まりました。
両親も「久しぶりにゆっくりしておいで」と快く子どもを預かってくれ、「せっかくだから、子連れじゃなかなか入りづらいお店にしよう!」と友人が選んでくれたのは、子どもが一緒だとなかなか行けない少しおしゃれなお店でした。
大人だけで過ごす特別な時間に胸を躍らせながら、私は約束の日を心待ちにしていました。
楽しみにしていた料理なのに…

当日、最寄り駅で友人と合流。高校生の頃の懐かしい記憶がよみがえるようでした。こんなところに新しいお店ができていたり、なじみのあのお店がなくなっていたりと、懐かしい話をしながら友人が予約をしてくれたお店へ向かいました。
高級レストランではないけれど、落ち着いた雰囲気のおしゃれなお店。席へ案内され、お洒落なグラスでお冷やが出されるだけでも、大人だけの時間を実感して思わずテンションが上がります。
積もる話に花を咲かせていると、さっそく料理が運ばれてきました。
前菜のサラダ、温かいスープ…どれも本当に美味しくて、二人で「美味しいね!」「最高だね!」と盛り上がっていた、まさにその時です。
繰り返される不快音…言いたいけど言えない葛藤

「ブブーッ!!」
静かで雰囲気の良い店内に、あまりにも不快な爆音が響き渡りました。驚いて思わずそちらを見ると、隣の席の男性が、食事の真っ只中にもかかわらずティッシュで勢いよく鼻をかんでいたのです。
私たちは驚きを隠せず、思わず顔を見合わせました。まあ、生理現象だし…と気を取り直し、気まずさを打ち消すようにメインの料理と会話の続きを楽しもうとした、まさにその時です。
「ブブーッ!!」と再び、店内中に響き渡る大音量。
一度どころか、男性は料理を口に運ぶ合間に何度も何度も勢いよく鼻をかみ続けるのです。家じゃないんだから、食事中に何度も鼻をかむのはさすがに控えてほしい…
そう思った私は、さりげなく隣の席へ視線を送りました。視線を感じれば気まずさに気づいてもらえるかと思ったのです。しかし、隣のグループはまったく気にする様子もなし。
男性が豪快に鼻をかみ続けていても誰一人ツッコむことなく、当たり前のように料理と会話を楽しんでいたのでした。
「人の振り見て我が振り直せ」苦い思い出からの教訓
直接注意して場の楽しそうな雰囲気を壊すわけにもいかず、私たちはただただ耐えるしかありませんでした。周りのテーブルのお客さんたちは気にならなかったのか、店員さんに言うべきか、私たちが気にしすぎていただけなのか。私は、結局何も行動することができず、モヤモヤしたままお店を後にすることになりました。
帰り道、友人と思わず「花粉や体調のせいかもしれないけど、食事中のあの音はさすがにキツかったね……」と本音がポロリ。数年ぶりのせっかくの外食が苦い思い出になってしまいガッカリしましたが、同時に、生理現象とはいえ、周りへの配慮は大切だなと痛感しました。
マナーとは、決められたルールを守ることだけではなく、その場にいる人が気持ちよく過ごせるように想像することなのかもしれません。
(ファンファン福岡公式ライター/すぅ)





