わが家に遊びに来たママ友の子どもがリビングで嘔吐。すぐに謝罪され、手際よく片付けながら「うちの子、吐きやすいのよね」と言うママ友の言葉に、いつものことなのかと安心していましたが…。数日後に夫を襲った悲劇に、おおいに反省したエピソードです。
天然なCちゃん親子との出会い

Cちゃん親子とは、自宅から徒歩10分ほどの場所にある、大きな公園で知り合いました。お互いに転勤族で、ママ友がいなかったこともあり、私より5歳ほど年下のCちゃんママとすぐに打ち解けました。
Cちゃんママはちょっと抜けているところがあるようで、会うと過去の失敗談を面白おかしく話してくれます。子ども同士も波長が合うのか、喧嘩もなく、いつも楽しそうに遊ぶため、Cちゃん親子に会えるのが楽しみでした。
そんなある日、午前で幼稚園が終わる日に、Cちゃんママから「良かったら午後から遊ばない?」と誘われ、もちろん二つ返事でOK。約束の時間に大きな公園に集合したものの、途中から雨が降ってきてしまい、急きょわが家で遊ぶことになったのです。
突然の嘔吐にも冷静に対応するCちゃんママを見て…
わが家では、子どもたちは本を読んだり、おままごとをしたりと、平穏に過ごしていました。
Cちゃんママと私は、Cちゃんママが夢中になっていると言う某アイドルのオタク話で盛り上がり、子どもたちの様子を確認するのは少し疎かになっていたと思います。
そんなとき、Cちゃんがふらふらとやって来たと思ったら、リビングの床に吐いてしまったのです。
大慌てでバタバタする私に対して、Cちゃんママは「汚しちゃってごめんね」と何度も謝った後、手際よく吐しゃ物の処理を始めました。
わが子はこれまで吐いたことがなく、私は処理の仕方がよく分かっていませんでしたが、Cちゃんはしょっちゅう吐くらしく、このときも「お昼食べてすぐに出てきちゃったから消化できなかったかな」とCちゃんママはとても冷静でした。
いつものおっとりとした印象とは違い、テキパキと慣れた様子に、Cちゃんが吐きやすい子と言うのも納得の感じです。
Cちゃんはその後、ぐったりする様子もなく遊んでいたので、「幼稚園で胃腸炎などが流行しているとは聞いていないし、子どもは吐きやすいと言うのもよく聞くことだし…」と、私も落ち着きを取り戻していました。
調子を崩して会社と結婚式を欠席した夫

Cちゃん親子がわが家に来た翌々日のことです。夫が朝起きてくると気持ち悪いとトイレに行きました。結局、その日は自室とトイレの往復を繰り返し、「これじゃ出社はできない」と会社を欠勤することに。
週末に親しくしている会社の後輩の結婚式を控えていた夫でしたが、水分しか摂れなかったので、泣く泣く欠席すると連絡していました。
土日で病院に行くこともできなかったものの、月曜が祝日で3日間ゆっくり休めたからか、夫は完全に復調して週明けには元気に出社して一安心しました。
「仕事で連日、深夜近くに帰宅だったから、胃腸の調子がよくなかったのかもしれない」と言う夫に、私も「そうなのかも」と思っていたのですが…。
夫の体調不良の原因が判明

数日後、公園でCちゃん親子と再会すると、Cちゃんママは私を見るなり、慌てたように「うちの子、あれから病院に行ったら感染性胃腸炎だったの!うつってない?大丈夫!?」と言ったのです。
「えっ!?それならすぐに連絡してくれればよかったのに!」と思わず言うと、診断後に私にメッセージを送ったつもりが送信されていないことに、今さっき気づいたとか…。こんなタイミングで、まさかのCちゃんママの天然が発動されていたようです。
夫がトイレと友達になって会社も結婚式も休んだよと言うと、後日菓子折りを持って謝りに来ましたが、あのときのCちゃんママは私に「塩素系漂白剤はない?」と尋ね、適切に処理していたようにも思えました。
一方の私は、すべてをCちゃんママに任せきりにしてしまっていたのではないか。私がなんらかの対処をしていたら、夫は結婚式に出席できたかもしれないと思うと、なんとも言えない罪悪感や後悔の気持ちが残りました。
家族の健康を守るために、人任せにしてはいけないと改めて考えるきっかけとなった出来事です。
(ファンファン福岡公式ライター/tsukimi)





