夫は人の体型をいじることが好きで、私や子どもたちのことをいじって楽しむようなところがありました。ある日、家族で出かけた動物園で子どもがまさかの発言!それをきっかけに夫に日頃の行動を反省させた話です。
人の体型をいじる悪い癖

30代になった私たち夫婦。子どもたちは5歳と3歳。
夫は、笑いを取るためなら人の体型もネタにします。私に対しても、お尻をさして
「カバみた〜い」と笑っていました。
私自身はもちろん、良い気はしません。しかし、いちいち反応するのも面倒で「なんか、また言ってるな」くらいに受け流していました。子どもたちも笑っているし、本人も場を盛り上げているつもりなのでしょう。夫に悪意まではないだろうと考えて「小学生みたいだな」と半ばあきらめていた部分もありました。
子どもに対しても…
ある日、3歳の次女が自分のお腹をじっと触っていました。3歳のお腹はまだぷよぷよしていて、子どもらしい可愛さがあります。しかし
「ポンポン(お腹)可愛いね〜」と次女に声をかけると
「ポンポンっていわないでー!」と泣きそうになりながら怒りまいました。
驚いて理由を聞くと、夫の言い方から「ポンポン=デブ」と言われていると受け取っていたのです。次女はまだ3歳ですが女の子。幼いながら、言われたくないことがはっきりしてきたようで、成長を感じると同時に胸が痛くなりました。
夫にはすぐに注意しましたが、そのときの夫はまだ事の深刻さをわかっていなかったように思います。
動物園のカバを見て長女が叫ぶ

ある日、家族で動物園へ出かけました。
「うさぎさんかわいい〜」「ゾウさんおおきい〜」
と子どもたちと歓声を上げながら進んでいくと、カバのいるエリアにたどり着きました。
カバはこちらにお尻を向けて、頭隠して尻隠さずの状況です。そんな姿を見た瞬間、5歳の長女が
「ママのお尻みた〜い!」と大きな声で叫びながら笑いはじめました。しかも一度だけでなく、何度も繰り返します。3歳の次女もすぐに便乗し、2人でげらげら笑っていました。
周りの家族からの視線が集まり、私はとても恥ずかしかったです。声があまりにも大きかったせいか、夫まで恥ずかしくなってきたようで
「そんなこと言ったらママに失礼でしょ」とあわてて止めに入っていました。
自分のふるまいを振り返るきっかけに

「普段、夫が私に言っていることを子どもたちが真似しているだけなのに」と心の中で思いながら夫に言いました。
「子どもたちの発言は、普段あなたが人の体型をいじって楽しんでいるからでしょう?いつまでも小学生みたいだから辞めたら?」
周囲の人にも聞こえるよう、わざとやや大きめの声で夫に言いました。
すると、関係ないはずなのに、なぜか気まずそうに目をそらす、よそのパパ。よく言ったと言わんばかりの顔をしたよそのママ。
「もしかして、我が家だけじゃない?」と思った瞬間でした。夫はというと、気まずそうな表情を浮かべるだけで、何も言い返してきませんでした。
カバを見たときの子どもの発言は、日頃の夫のふるまいの積み重ねです。人の体型をいじってもいいと子どもが学んでしまったのは、当然のことだと思います。子どもは親の言葉を聞いています。
笑いをとるつもりの一言が、誰かの心にじわじわと刺さっているかもしれない。我が家の動物園事件は、そんなことを改めて気づかせてくれました。あの日以来、夫は私や子どもの体型をいじることはなくなりました。夫が少し成長した日の話です。
(ファンファン福岡公式ライター/高谷 さわ)





