自治会には入らず、もちろん自治会費も払っていないご近所さん。それなのに自治会主催の夏祭りやもちつき大会などのイベントには毎回家族で参加していました。強くは言えないけれど、どうしてもモヤモヤしてしまったご近所付き合いの体験談です。
自治会に入らないご近所さん

わが家が住む地域では、自治会が中心となってさまざまな活動を行っています。地域の清掃活動やごみ置き場の管理、防犯パトロール、夏祭りやもちつき大会など、子どもたちが楽しめるイベントも自治会が運営しています。
もちろん参加は自由です。実際に自治会へ入らない家庭もありますし、それ自体を悪いとは思いません。
ただ、近所に住むあるご家族については、以前から少し気になることがありました。その家庭は自治会に加入しておらず、自治会費も払っていません。地域清掃やごみ当番などにも参加している姿を見たことがありませんでした。
それでも普段はとくに気にしていませんでした。各家庭に事情があるでしょうし、価値観も人それぞれだからです。
イベントの時だけ必ずやって来る

ところが夏祭りの時期になると、その家族は毎年必ず参加していました。子どもたちはゲームコーナーを楽しみ、かき氷や焼きそばを食べ、家族みんなでイベントを満喫。
最初は「せっかくの地域行事だし楽しめばいいよね」と思っていました。しかし、もちつき大会や子ども向けイベントなど、自治会が主催する行事のたびに姿を見かけるようになると、少しずつ複雑な気持ちになっていったのです。
イベントの準備や片付けは自治会役員や参加者が行っています。予算も自治会費から出ています。私自身も役員を経験したことがあり、早朝から準備したり、終了後に後片付けをしたりする大変さを知っています。
だからこそ、「負担はしないのに、楽しむ部分だけ参加するのはどうなんだろう」と思うようになりました。
誰も言わないからこそモヤモヤ
もちろん、その家族に直接何か言ったことはありません。ご近所同士ですし、子ども同士のつながりもあります。もし関係が悪くなれば、今後長く住み続ける中で気まずくなるのは目に見えています。
だからこそ、周囲も何も言いません。
実際、自治会の集まりでも話題になることはありましたが、「まあ仕方ないよね」で終わってしまいます。ただ、地域清掃の日に参加者が汗を流している横を通り過ぎていく姿や、イベントの日だけ笑顔で参加している姿を見ると、どうしてもモヤモヤした気持ちは消えませんでした。
ルール違反をしているわけではありません。だからこそ余計に難しく、正解が分からない問題だと感じています。
ご近所付き合いの難しさを実感

この出来事を通して感じたのは、ご近所付き合いの難しさです。自治会への加入は強制ではありませんし、それぞれ考え方があるのも理解しています。
一方で、地域の活動やイベントは誰かの負担によって成り立っているのも事実です。参加する人、運営する人、支える人がいるからこそ、子どもたちも楽しい時間を過ごせます。
だからこそ私は、自分ができる範囲で地域活動に協力していこうと思っています。今でもそのご家族を見るたびに少しモヤモヤする気持ちはありますが、価値観の違いなのだと割り切るしかありません。
ご近所付き合いは近すぎても難しく、遠すぎても難しいもの。改めて、人との距離感について考えさせられた出来事でした。
(ファンファン福岡公式ライター/tomomicchu)





