キレイなホームページに、楽しそうなSNS。流行りの言葉が並ぶ保育園でしたが、入ってみればそこはカオスと不祥事ばかり。声高に「子どもを信じています」と語りながらSNS用写真を撮りまくるだけの、何もしない保育士たちに危険を感じて転園した体験をお話しします。
新規開園の保育園に入園し喜んでいた私たち

長女が1歳になり、保育園を探し始めた私たち夫婦が、「ここがイイね!」と選んだのは、美しい内装の新規開園した保育園でした。ナチュラルな雰囲気の中、緑が多く配置された保育室はまだ玩具や絵本が届いていないとのことで、「わたしたちがここに住みたいね」と冗談が出るほど美しかったです。
しかも運営は他の市にこども園・保育園を合わせて4園運営している社会福祉法人で安心。説明会での子どもたちの写真がステキで、夫婦そろって即決でした。
最初の疑問は「慣らし保育」期間の園長先生の言葉
一人目の子ということもあり、多少私がナーバスになっていたこともあると思うのですが、さっそく慣らし保育で躓いてしまいました。離れる際に子どもが大泣きするのを見るとどうしても後ろ髪を引かれてしまい、なかなか離れられず毎日困っていました。
この園は「親が指定された位置に子どもを座らせて退出する」というルールがあり、保育士の方々が抱っこや慰めてくれたりということはありません。また、「朝は忙しいので」ということで、伝達事項は登園前にアプリを通じて連絡しなければならず、会話はできない雰囲気でした。
決められた慣らし保育の1週間が過ぎたころ、てんやわんやで何とか子どもを置いて出ようとすると門の前で園長先生に呼び止められました。私としては、見かねてアドバイスをいただいたりできるのかしらと淡い期待をしていました。しかした、言われたのは
「〇〇さん、お仕事辞める気はないのよね?なら、早く慣れなさい。時間内で出て行ってもらわないと困るのよ」とまさかのお叱りでした。
毎日遅刻して出勤していることに同僚は理解を示してくれて、男性の上司でさえ「今だけのことだから」と配慮してくれているのとは、大違いでびっくりしたことを覚えています。
人数分の玩具と絵本しかない部屋で一人外を見て過ごす娘

3カ月後、「保育園って、玩具はあんまりないものなのか?」と夫が私に尋ねてきました。夫は幼稚園卒なので、何かあると保育園卒の私に質問してきます。夫が言うには、お迎えに行くといつも一人一つずつ玩具や絵本を持っていて、それ以外を選ぶ余地がない状態だとのこと。娘もいつもお気に入りのお人形を抱きながらぼーっとしているだけ。保育士も、迎えに来た保護者対応で子どもはほったらかしのことが多いらしいのです。
ちょっと気になり、後日コッソリと様子を見に行くことにしました。窓が大きく、外から保育室が見える構造のため変装すれば覗くことは簡単でした。すると、夫の言った通り娘は、お人形を抱いてぼーっと外やお友達の顔を見て過ごしています。
保育士さんと言えば、日誌などの記入だと思うのですが、タブレットを操作しています。小一時間ほど、行ったり来たりしてみていましたが、状況は変わりません。不信感は増すばかりでした。
嘘でしょ?!ホームページに載ったわが子の説明が嘘だらけ

この保育園は、毎日様子をホームページに載せているのですが、その日の写真はわが子でした。キャプションには「初めての抱っこ !(^^)! そして、初めてのおままごと!成長を感じる瞬間です」
これにはさすがに怒りの感情が沸き上がりました。人形を抱っこしているのはいつものことで、初めてではないですし、おままごとは彼女の大好きな遊びです。今まで保育園でやっていないのであれば、材料がないからではないのか?!
転園を選択した矢先に起こる数々の事故、ハラハラした最後の1カ月
私たちはすぐに転園を申し込みました。そして、ほどなくして役所から届いた「転園可」の通知に安堵する間もなく、園内で起きた事故に驚愕します。
保育士さんたちの手作りだという室内に作られた2階建ての秘密基地のような遊具から4歳児が落下し、腕を骨折。しかし、その様子を誰も見ていなかったため、救急車を呼び、頭のCT検査まですることになったそう。
別の日には、要アレルギー除去食の園児が隣の子の給食に手を伸ばし、救急車要請。職員は、「自分で食べられる力があるから」とこどもをほったらかしてタブレットを操作していたとのことです。
園庭に出る際に裏返してあった足ふきマットを踏んだ2歳児が足の裏をやけど。黒い色のゴム素材が太陽熱を吸収し、高熱になっていたとのことで、皮膚がズル剥けて歩けなくなったようでした。
これらが1カ月の内に起きたのですから焦りました。保育園から次々に届く「お知らせ」と称した書面に戦々恐々とする中、わが子が何事もなく転園できたのは、奇跡のようなものかもしれません。
(ファンファン福岡公式ライター/ルンルン)





