わが子はガチャガチャが大好き。先日もガチャガチャを回しに行きました。すると、ちょっとしたトラブルが発生。店員さんを呼びに行きましたが、説明に納得できません。モヤモヤした気持ちを抱えたまま帰宅しましたが、勇気を出して問い合わせることにしました。
ガチャガチャの思わぬ仕組み

子どもと一緒にショッピングセンターに出かけたときのことです。お目当ては、子どもが前から欲しがっていたキャラクターのガチャガチャ。売り場を見つけた瞬間、目をキラキラ輝かせながら駆け出します。
子どもが自分の財布を取り出して、早速お金を入れようとします。そのガチャガチャは200円。まずは100円玉を投入しました。するとその直後、誤って50円玉を入れてしまったんです。幸い50円は返却口から戻ってきました。
子どもは残りの100円を入れようとしましたが、お財布の中にはもう100円玉がありませんでした。
「じゃあ100円を用意しよう」
と近くの両替機まで小走りで向かい、100円玉を準備して戻ってきました。
ところが、いざ100円玉を投入し直してみると、ガチャガチャはうんともすんとも言いません。子どもは
「せっかく200円入れたのに、何も出てこなかった」と、目に見えてしょんぼり。
私自身も「え、どういうこと?」と、状況が飲み込めないまま、とりあえず近くにいた店員さんに声をかけることにしました。
店員の説明にびっくり

ガチャガチャの近くにいた店員さんに、事情を説明しました。すると店員さんは
「ああ、時間が経つと最初に入れたお金は落ちてしまうんですよ」
時間の経過で機械がリセットされてしまう仕組みなのだと、さらっと説明。店員が返金してくれたのは、あとから入れた100円だけでした。
「え、200円入れたのに…?」と思ったものの、あまりにも当然のような店員の口ぶりに
「そういう仕組みなら仕方ないのかな」と自分の中で納得してしまいました。
正直、「これ以上話しても無駄かもしれない」と思ってしまった部分もありました。
「分かりました」とだけ言ってその場を離れ、子どもには
「今日はこれで我慢しようね」と伝えて、後ろ髪を引かれる思いでショッピングセンターをあとにしました。
納得いかないわが子

家に帰ってから、子どもは納得がいかない様子でした。
「200円あげたのに、何も出てこなかった」と、思い出して泣き出してしまう始末。
その様子を見ていた家族に、今日の出来事を話しました。すると、
「それはきちんとお店に伝えた方がいいんじゃない?子どもにとって100円は大きいよ」と言われたんです。
その一言で、はっとしました。大人にとっては「たかが100円」かもしれません。でも、子どもにとっては、大切なお小遣いが戻ってこなかったうえに、楽しみにしていたガチャガチャができなかったという、大きな出来事だったはずです。
それに、お店で私が「分かりました」とすんなり引いてしまったのは、正しい対応だったのだろうかとも思い始めました。
そこで、その日のうちに、ショッピングセンターの公式サイトのお問い合わせフォームから、今日の出来事を伝えることにしました。クレームというより、「事実を確認してもらいたい」という気持ちからでした。
ショッピングセンターからの返事
公式サイトから問い合わせた翌日、ショッピングセンターから電話がかかってきました。
状況を確認してくれたとのことで、
「ご不便をおかけして申し訳ございませんでした」と丁寧に謝罪され、返金してもらえることになりました。
そして次の週末お店に行くと、あらためて謝罪していただき、ガチャガチャも回させてもらえることになりました。
子どもは大喜びでガチャガチャを回します。あの日、泣きながら
「納得できない」と言っていた子どもの顔とは、まるで違う表情でした。
もし、あのとき親の私が「これくらい我慢すべきかな」と流してしまっていたら、この結末にはならなかったと思います。ほかの人にとっては小さな出来事かもしれません。それでも、子どもと一緒に「伝えることの大切さ」を学べた、忘れられない出来事となりました。
(ファンファン福岡公式ライター/村上由香里)





