親子ともにウキウキで迎えた小学校入学。でも、現実は理想と程遠く、気づけば毎朝「早くして!」と怒ってばかり。楽しい小学校生活になるはずが、ずっとイライラ。私が仕事に遅刻する日もあり、すぐに両立に限界を感じるようになりました。「もう無理!」と感じた私は、ある決断を下します。
毎朝イライラ…親子ともに余裕を失っていった

小学生がいるわが家にとって、朝は戦争でした。
「早くして!」「もう時間ないよ!」「なんで今それやるの?」
小学生になると、保育園とは違って自分で準備しなければいけないことも増え、環境も大きく変わりました。朝の忘れ物チェック、子どもの身支度、自分自身の支度と迫りくる出勤時間。
とにかく時間がない。焦りの気持ちが続いて、つい娘を怒鳴ってしまうことも。今振り返ると、親の焦りがそのまま娘に伝わっていたのだと思います。娘もイライラしてお友達トラブルが増え、学校の先生から直接お電話をいただくことも増えました。
娘の涙を見て、ハッとした
ある朝、いつものように急かしていたときのことです。学校へ行く直前になって、娘がぽつりと言いました。
「朝になると怒られるから、起きたくない」
その言葉を聞いた瞬間、胸が詰まりました。
私は娘を困らせたいわけではありません。むしろ楽しく学校に通ってほしいと思っていました。それなのに、娘にとって私は“朝になると怒る人”になっていたのです。
“小1の壁”は、学童に入れないとか時短勤務が終わるとか、物理的な“壁”のことだと思っていました。でもまさか、時間管理がメンタルに影響するなんて。
私にとっては、大きな衝撃でした。と同時に、「このままではいけない」という強い危機感が出てきたのです。
もう無理!限界で登録した転職エージェント

朝の余裕のなさがイライラの原因とはいえ、仕事を辞めることはできません。マイホームはペアローンで買ったし、夫の収入だけではギリギリです。限界を感じた私は、手あたり次第に転職エージェントに登録。
「今の会社で働くのはもう限界!」
「でも辞められない!どうすればいいの!?」
藁にもすがる勢いで相談しました。すると、目から鱗の提案が。
「リモートワークできる会社に転職するのはどうですか?」
元々出社前提の会社で働いていたので、リモートワークのイメージはゼロ。でも、説明を受けているうちに、「アリな選択肢」だと気づきました。
朝の時間に“会話“が戻ってきた

結局、週の大半をリモートワークできる会社で働くことに。面接は一筋縄ではいきませんでしたが、どうにか2社から内定を得ることに成功。
リモートワーク比率の高い1社に、入社することを決めました。それからは朝の時間に余裕を持てるようになり、玄関で「いってらっしゃい」と見送れるようになりました。
出社が必要な日も、フレックスタイム制度を利用して、娘と一緒に家を出ています。もちろん転職したからといって、すべての問題が解決したわけではありません。娘は相変わらず忘れ物をしますし、朝はバタバタします。
それでも「大丈夫、あと5分あるよ」と言える日が増えました。そんな“小さな余白”ができたことで、親子関係も少しずつ落ち着いていったように思います。
(ファンファン福岡公式ライター/わたなべ)





