「収入が低い方が家事をやれ」。家事育児の協力を求めた私に、夫から返ってきたのは衝撃的な一言でした。その後、夫の事業失敗で立場が逆転、家計を支える立場になった私。それでも変わらない夫の姿に失望し、私がとある決意をするまでを振り返ります。
夫の言葉にショック

元消防士だった夫との間には3人の子どもがいました。購入したマイホームのローンの支払いに追われ決して余裕がある生活ではありませんでしたが、家族5人で何とか暮らしていました。
当時の私は子どもたちがまだ小さかったため時短勤務を選択。そのため収入は夫より少なかったのですが、保育園の送り迎えや食事の準備、洗濯、掃除など家事育児の大半を担っていました。
仕事と育児の両立に限界を感じ、私は自分の洗濯物しか洗わない夫に
「もう少し家事を手伝ってほしい」と相談しました。すると返ってきたのは
「収入が低い方が家事をやれ」という言葉だったのです。
あまりにも予想外の返答に、私は言葉を失いました。助けてほしかっただけなのに、収入だけで役割を決められて悲しくなったのを覚えています。
夫の事業が失敗して状況が一転

それから数年後、夫は親友から誘われてマッサージ店を開業しました。私は経験のない業種への挑戦に不安を感じていましたが、夫は聞く耳を持ちませんでした。
マッサージ店を開業後まもなくコロナ禍が始まり、事業は思うように軌道に乗りませんでした。お店の売上は思うように増えず、多額の負債を抱えてマッサージ店は廃業。家計を支えることになったのは私の収入です。私は生活のことが心配で何度も話し合おうとしましたが、夫から今後についての詳しい話はありませんでした。
さらに驚いたのは、お店の閉店後も家事育児への関わり方がほとんど変わらなかったことです。以前、「収入が低い方が家事をやれ」と言っていた夫が、自分の立場が変わって私たちの収入が逆転した後に、その考え方に従うつもりがあるとは思えませんでした。
夫の口から飛び出した意外な一言

これからも夫婦としてやっていくためにも、一度きちんと話し合いたいと思いました。ところが夫は
「今まで家事育児は俺がやっていた」「お前は何もしていない」と言ったのです。さらに
「そんなに不満なら離婚しろ」とまで言われました。
私は耳を疑いました。家族のために必死で働きながら子育てをしてきた時間まで否定されたように感じたからです。
後日、夫は離婚したくないと言い出しました。しかし、一度失った信頼は簡単には戻りません。子どもたちには申し訳ない気持ちもありましたが、この人とこれから先も夫婦として歩んでいくことは難しいと判断し、私は離婚を決意したのです。そして、子どもたちと一緒に暮らし始めました。
当時のことを振り返ると、今でも悲しい気持ちになります。しかし、自分の思いを押し殺し続ける生活を終わらせることができたので、離婚という選択は間違っていなかったと思っています。
(ファンファン福岡公式ライター/Hitomi-kus1)





