スーパーのレジで順番を待っていると、突然女性が列に割り込んできました。思い切って注意すると、なんと大声で逆ギレされてしまったのです。周囲の視線が集まる中で起きたトラブルの一部始終をお話しします。
夕方の混雑したスーパーで起きた出来事

夕方の買い物ラッシュ時、近所のスーパーのレジに10人ほどの列ができていました。私はカゴを抱えながらその列に並び、早く帰って夕食の準備をしなければと思いながら順番を待っていました。
列が少しずつ進み、私の前に並んでいた方が会計を終えようとしたそのとき。隣の列から50代くらいの女性がスルッと私の前に入り込んできたのです。
「あれ?」と思って思わず目を疑いましたが、その女性は何事もなかったかのように、スマートフォンを眺め始めました。
勇気を出して注意してみると

後ろにも他の方がたくさん並んでいたので、「これは言わないとダメだ」と思い、勇気を出しました。
「あの… すみません、列に並んでいたのですが」
と声をかけました。すると女性は顔を上げて私を一瞥し、
「え? 私はずっとここにいたけど」
と言い放ちます。
「いえ、さっきあちらの列からいらっしゃいましたよね?」
とできる限り穏やかに伝えると、今度はさらに声を荒げてこう言いました。
「なに?じゃあ私が嘘をついてるって言いたいの?!なんでそんな言い方するの!」
周囲の目が一気にこちらに集まり、頬が熱くなりました。私は何か悪いことをしただろうかと、あまりの理不尽さに頭の中が真っ白になってしまいました。
思わぬ助け船

その場の空気が凍りついたとき、後ろに並んでいた年配の男性が静かに口を開いてくれました。
「私もさっき見ていましたよ。あちらから来られましたね」
その力強い一言で女性は黙り込み、激しく舌打ちをしながら元の列の後ろへ戻っていきました。
会計を終えたあと、その男性に「ありがとうございました」とお礼を伝えると、「言えない人も多いから、ちゃんと言えてよかったですよ」とにっこり笑ってくれました。その言葉に、怖さでいっぱいになっていた胸の中がじんわりと温かくなりました。
理不尽なトラブルに遭遇したときは
今回の出来事は、正直かなり動揺しました。注意したのに逆ギレされるとは思っていなかったし、大声を出されるのは怖かったです。
理不尽なことに遭遇すると、その場では頭が真っ白になってしまうものだと実感しました。でも、周囲でちゃんと見てくれている人がいるだけで救われることもあるのだな、と感じた出来事です。
(ファンファン福岡公式ライター/MK)





