ママ友のふとした振る舞いに、違和感を覚えたことはありませんか?まだ関係が深くない場合は特に、相手の思わぬ行動に戸惑う場面もあるものですよね。今回は、娘と同じクラスのお友達のママ友を自宅に招いたときに起きた出来事をご紹介します。
ママ友を自宅に招いて

娘のお友達Rちゃんのママとは、ここ数カ月でぐっと距離が縮まり仲良くなりました。
ある日、そのママ友がRちゃんと下の子を連れて、わが家に遊びに来ることに。
うちの娘と息子、そしてRちゃんは最初こそ少し照れた様子でしたが、 すぐに打ち解け、リビングで楽しそうに遊び始めます。おもちゃを取り合っては笑い合い、いつの間にか大きな声ではしゃいでいます。
Rちゃんの1歳の弟も、最初は周りをキョロキョロ見ていましたが、しばらくするとその場に馴染んでいる様子でした。
私はキッチンでお茶を用意しながら、Rちゃんのママと、子どもの学校や習い事、最近あったちょっとした出来事など、たわいもない会話をしていました。その時は、穏やかな時間が流れていて、「呼んでよかったな」と思っていたのです。
「ゴミ箱どこ?」と聞かれてフリーズ

しばらくすると、下の子がぐずり始めました。どうやらオムツを替えるタイミングのようです。
「ちょっと替えさせてね」と、そのままリビングの隅で手際よくオムツ替えを始めました。
問題はそのあとでした。替え終わったママ友が、何気ない様子でこう聞いたのです。
「ゴミ箱、どこ?」
(確実に臭う。うんちだ……)
「あ、えっと」
わが家はすでにオムツを卒業しています。これまで他のママ友が来たときも、
「捨てていいよ」とこちらから声をかけても、
「うんちだし、持って帰るね」と遠慮されることがほとんどでした。
「あ、あった」
次の瞬間、ママ友は迷いなくキッチンへ。そして、オムツをポイッ。ビニールにも入れずに、そのままです。
(え、ちょっと待って……、そこキッチンなんだけど)
頭ではわかっているのに、言葉が出てきません。その様子を見ていることしかできませんでした。
「私が気にしすぎ?」と思ったけれど
そのあとも会話を続けて、表面上は何事もなかったかのように時間が過ぎていきました。
子どもたちは相変わらず楽しそうで、笑い声が絶えません。さっきの出来事だけが、少し浮いているような感覚でした。
(私って、器小さいのかも…)
ふと、そんな考えが浮かびますが、子育て中なら、ある程度はお互いさまなのかもしれない…そう思おうとしてみます。
「おやつ食べたい!」
元気な子どもの声で我に返り、キッチンへ向かった瞬間。
プーン。
(あ、やっぱり臭う)
一瞬で現実に引き戻され、さっきの光景が頭をよぎります。
(やっぱりないわ)
さっきまでの迷いが、すっと消えました。
小さな引っかかりが残ったまま

帰り際、「今日はありがとう」と笑顔で手を振るママ友に、こちらも同じように応じて見送りました。ドアが閉まり、静かになった玄関で向き直り、そのままキッチンに戻ります。
…プーン。
思わず苦笑いがこぼれました。すぐ、キッチンのゴミ箱から例のオムツをそっと取り出し、二枚重ねにしたビニール袋に入れて、別のゴミ箱へ。
(うん、やっぱりキッチンに捨てるなんてありえない)
そんなことを思いながら、ゴミ箱のふたを閉めました。相手に悪気はありません。でも、なんともいえない後味の悪さは消えませんでした。
(ファンファン福岡公式ライター/大空 琉菜)





