九州国立博物館で開催されている「若冲、琳派、京の美術」に合わせ、古都の風情が息づく「九州の小京都」の魅力を紹介する『九州小京都めぐり』が5月15(金)日から開催されます。イベント開催を記念し、独自の文化を守り伝える各地の見どころを紹介します。

日田市|天領の面影と小鹿田焼の伝統が息づく水郷【大分県】
咸宜園(かんぎえん)

江戸時代後期に広瀬淡窓が開いた私塾。身分や年齢を問わず全国から多くの学びを求める人々を受け入れました。日田が学問の一大中心地であったことを示しています。
小鹿田焼

国の重要無形文化財に指定されている小鹿田焼は、300年以上の歴史を持つ伝統的な陶器です。水力を利用し唐臼(からうす)で土を粉砕し、全て手作業で仕上げる「一子相伝」の技法が今も受け継がれています。
日田祇園

約300年の歴史と伝統を誇る日田祇園。疾病や風水害を払い安泰を祈念する祭りとして、高さ10mを超える豪華絢爛な山鉾が、祇園囃子の音色とともに、隈・竹田地区、豆田地区を巡行します。
朝倉市秋月|水もしたたるいいところ【福岡県】

筑前の小京都と呼ばれる朝倉市秋月は、春は桜、秋は紅葉、初夏にはさわやかな新緑が町を彩り、名物の葛切りを味わいながら四季折々の美しさを楽しむことができます。

毎年11月に行われる秋月鎧揃えは、黒田官兵衛の孫・黒田長興を藩祖とする秋月藩に受け継がれてきた伝統行事。江戸時代初めの島原の乱への出陣の様子を再現し、武者たちが甲冑姿で町並みを進む光景は圧巻! 歴史と自然を感じられる「水もしたたるいいところ」それが朝倉市です。
小城市|桜舞いホタルが遊ぶ、日本の原風景【佐賀県】

佐賀県のほぼ中央に位置する小城市は、北に天山、南に有明海を望む自然豊かな街です。心癒す豊かな自然と美しい風景として、「日本さくら名所百選」の小城公園の桜、「全国名水百選」の清水川、「日本の棚田百選、全国農村景観百選」の江里山の棚田があります。

祇園川で乱舞する源氏ボタルは「ふるさといきものの里百選」に選ばれています。この豊かな自然にはぐくまれた名産品として、「鯉料理」「清酒」「小城羊羹」などが全国的に有名。日本の原風景に出会える街。それが小城市です。
人吉市|国宝と球磨川が彩る700年の城下町【熊本県】

熊本県南部の人吉市は、日本三急流・球磨川が流れる自然と歴史が調和した街。国宝・青井阿蘇神社や城下町の面影、名産の球磨焼酎、そして心癒やす温泉など、700年の歴史が息づく情緒豊かな風景のなかで、ゆったりとした時間を楽しめます。
日南市|風光明媚な南国で歴史と自然を楽しむ【宮崎県】
宮崎県南部に位置し、海・山・川に囲まれた南国ムードが漂う日南市は、九州の小京都と呼ばれる「飫肥(おび)」、風光明媚な日南海岸など、歴史と自然あふれる観光の街。その豊かな自然が育んだ海の幸、山の幸に加え、人々のあたたかいおもてなしも魅力です。

九州小京都めぐり その歴史と伝統をたどる
九州国立博物館で開催される特別展「若冲、琳派、京の美術」に合わせ、京都ゆかりの「九州小京都」を紹介する関連企画を開催。各地の歴史的背景や景観、伝統文化、地域物産の魅力を感じられる企画展です。地域の物産を活用したワークショップや特産品の販売もあるのでお楽しみに!
特別展「若冲、琳派、京の美術」
会期:5月15日(金)~17日(日)
会場:九州国立博物館 1階ロビー
参加自治体:日田市、朝倉市、小城市、人吉市、日南市
※2026年5月1日号掲載





