自転車の交通ルールへの関心が高まる中、父の運転する車でスーパーへ向かう途中、思わず息をのむ場面に遭遇しました。 ルールを守って走っていたはずなのに、目の前には信じられない光景が。 数分間の出来事が、自転車との向き合い方を考え直すきっかけになりました。
買い物へ向かう車内で、思わず声が出た

休日、私の父が運転する車で近所のスーパーへ向かっていました。道路の端には自転車専用のレーンがあり、車も自転車もルールを守って走っている、いつもの見慣れた景色でした。その時です。
「チリン、チリン……」
ベルの音が聞こえたかと思うと、1台の自転車がものすごい速さでこちらへ向かって走ってきました。そう、なんと自転車レーンを逆走していたのです。
ルールを守っていても危険を避けるしかなかった

父は思わずハンドルを右へ切りました。
幸い周囲の状況に余裕があったため事故にはなりませんでしたが、一歩間違えれば接触していてもおかしくない距離です。
逆走してきた自転車は、自分が危険な運転をしているとは思ってもいない表情で、ベルを鳴らし続けながらそのまま進みます。正しい方向へ走っていた別の自転車も、進路を譲るように戸惑っている様子でした。
「どうしてルールを守っている側が避けなければいけないのだろう」
そんな理不尽さと、自分の都合だけを優先しているように見える運転に、私は強い憤りを感じました。
警察車両のアナウンスで、ようやく自転車が止まった

すると、ちょうど近くをパトロールしていた警察車両が自転車に気付きました。車両からアナウンスが流れると、それまで走り続けていた自転車は止まります。逃げることなく、その場で警察官の話を聞いていました。
その後の対応までは見ていません。ただ、警察がすぐに注意するほど危険な状況だったのだと感じ、車内にはしばらく緊張した空気が流れていました。
帰宅後、私は自転車の交通ルールを改めて確認しました。
自転車は道路交通法では「軽車両」にあたります。車道を通行する場合は左側を走ることが原則とされています。今回目撃した出来事は、逆走した1人だけの問題ではありません。車も自転車も歩行者も、それぞれがルールを守らなければ事故につながることを、改めて実感しました。
自転車の交通ルールは「少しくらい」が大きな危険につながる
あの日、父がとっさにハンドルを切っていなければ、どうなっていたのかは分かりません。ただ、ルールを守っている人ほど危険を避けるために行動しなければならない場面があることを実感しました。
自転車は身近な乗り物だからこそ、「これくらい大丈夫」という気持ちが思わぬ事故につながります。今回の出来事をきっかけに、私自身も交通ルールを改めて確認し、安全な利用を心掛けたいと思いました。
(ファンファン福岡公式ライター/わーちゃん)





