劇団四季のミュージカル「マンマ・ミーア!」広島公演が10月4日、上野学園ホール(広島市中区)で開幕しました。ABBA(アバ)の名曲にのせて、母と娘の絆や友情、人生の喜びを描く人気作。11月23日(月・祝)まで上演中です。広島公演初日の様子をリポートします。
広島では16年ぶり、ファン待望の上演

ミュージカル「マンマ・ミーア!」は、スウェーデンの世界的ポップグループ・ABBA(アバ)のヒットナンバー22曲で構成された作品です。「ダンシング・クイーン」「マネー、マネー、マネー」「チキチータ」「スーパー・トゥルーパー」など、世代を超えて親しまれてきた名曲の数々が物語を彩ります。

1999年にロンドンで世界初演されて以来、世界各地で上演され、累計観客動員数は7,000万人を超えています。劇団四季では2002年に東京で初演。その後、東京などでの再演を含め国内10都市(札幌、仙台、東京、横浜、静岡、名古屋、大阪、京都、広島、福岡)で上演し、総公演回数は3,400回を超え、観客動員数も300万人超の人気作品となっています。広島公演は2010年以来、実に16年ぶりです。

物語の舞台は、エーゲ海に浮かぶ小島。結婚式を控えた20歳のソフィは、「父親と一緒にバージンロードを歩きたい」と願い、母・ドナの日記を手がかりに、父親かもしれない3人の男性を結婚式に招待します。何も知らないドナの前に突然現れた、かつての恋人たち。ABBAの曲とともに母娘や仲間たちの思いが交錯し、それぞれの人生が描かれながら、結婚式当日へと進んでいきます。
客席も一緒に盛り上がる! 熱気あふれるカーテンコール

「マンマ・ミーア!」の大きな魅力の一つが、物語の余韻をそのままに、客席とステージが一体となって楽しめるカーテンコールです。物語がハッピーなフィナーレを迎えると、客席では色とりどりのペンライトが輝き、「ダンシング・クイーン」などおなじみのABBAナンバーに合わせてライブさながらの盛り上がりを見せます。

今回の初日の客席には、「この作品を初めて観る」という人の姿も多く見られました。曲に合わせて自然と手拍子が広がるなど、思い思いに舞台を楽しむ様子が印象的でした。もちろん、カーテンコールでは会場全体が熱気に包まれ、客席と舞台が一つになりました。

観劇後、思わず劇中歌を口ずさんでしまうような、明るく幸せな余韻がいつまでも残ります。観る人を笑顔にする楽しさとパワー、それが「マンマ・ミーア!」が世界中で愛され続けている理由なのかもしれません。
23年ぶりに時代に合わせてアップデート

実は2025年に、劇団四季での日本初演以来23年ぶりに海外クリエイティブスタッフが来日し、時代の変化に合わせて台詞(せりふ)や振り付けなどをアップデートする作業が行われました。長く愛されてきた作品の魅力はそのままに、登場人物の関係性や感情が、より現在の観客にも伝わりやすくなっています。
初日公演で母のドナ・シェリダン役を演じた岡村美南さんは広島公演の開幕にあたり、「ABBAの名曲にのせて人生の素晴らしさをうたう、幸福感とエネルギーに満ちあふれたミュージカルです。昨年、海外クリエイターによるアップデートの稽古で、作品は新たに生まれ変わりました。この作品のパワーを広島の皆さまにお届けできるよう、一回一回の舞台を誠心誠意努めてまいります」とコメントしました。

前回福岡公演(2020年)から約6年。新たに魅力が増した「マンマ・ミーア!」を、福岡から足を延ばして観に行ってみませんか。
劇団四季ミュージカル「マンマ・ミーア!」広島公演
期間:2026年10月4日(日)~11月23日(月・祝)
会場:上野学園ホール(広島市中区白島北町19-1)
※公演当日3歳以上有料(膝上観劇不可)
※3歳未満入場不可(有料託児サービスあり)
問い合わせ:劇団四季 ナビダイヤル
電話:0570-008-110
公式サイト:https://www.shiki.jp/applause/mammamia





