「どっか行きたい!」夏休みに入ってから、子どもたちのこの一言が毎日のように響く我が家。 毎日どこかへ連れて行くのは難しく、時間にもお金にも余裕がありませんでした。 そんな時、私の妹に誘われて流しそうめんへ出かけることに。 しかし、この日は最後に思わぬハプニングが待ち受けていました。
「どっか行きたい」の連呼…夏休みが始まると毎日が戦い
夏休みが始まって数日。小学生の子どもたちは、朝ごはんを食べ終わると「今日は何しよう?」と言い、昼になれば「暇〜!」夜になると「どっか行きたい!」のオンパレードでした。
子どもたちに悪気はないと分かっていても、毎日聞いていると正直しんどいものです。仕事や家事をしながら相手をしていると、親の体力も気力もどんどん削られていきます。
「どこか連れて行ってあげたい…」そんな気持ちはあるものの、毎日どこかへ連れて行くのはなかなか難しいものです。そんなタイミングで、私の妹から一本の連絡が入りました。
「山の方に流しそうめん食べに行かない?」
子どもたちはもちろん即答。
「行くー!」
久しぶりのお出かけに、子どもたちは大喜び。そんな笑顔を見て、私も少しホッとしたのでした。
山奥まで来たのに…想像以上の大行列

到着すると、そこは避暑地らしく涼しく、空気も澄んでいてとても気持ちのいい場所でした。
「来てよかったね」
そんな話をしていたのも束の間。早めに到着したにもかかわらず、すでに順番待ちの列ができていたのです。
待ち時間は約1時間。「せっかくだから滝を見に行こう!」ということになり、奥にある滝まで散歩することにしました。
涼しい風とマイナスイオンに癒やされ、子どもたちも楽しそうな様子。それでも戻ってくると、まだ順番まではもう少し。ようやく席に案内された頃には、みんなお腹はペコペコでした。流れてくる冷たいそうめんに子どもたちは大喜び。夢中になって食べていました。
楽しい時間のはずが…突然の異変

冷たいそうめんを食べ終え、「また来たいね」と話しながら帰ろうとしたその時でした。突然、子どもが「お腹痛い…」とお腹を押さえ始めたのです。
慌てて近くのトイレへ向かうと、そこにも順番待ちの列が…ようやく順番が回ってきたものの、山の中のトイレは昔ながらの簡易式のボットン便所でした。
すると、潔癖な子どもは首を横に振り、「ここでは絶対できない」と、どうしても入ろうとしません。そんなやり取りをしているうちに、お腹の痛みが少し落ち着いたようで、
「コンビニまで我慢する」と言い始めたのです。
「間に合って!」親子でヒヤヒヤした15分のドライブ

ところが、山の中ということもあり、近くにコンビニはありません。車を走らせること約15分。私は運転しながら、「お願いだから間に合って!」と心の中で何度も祈っていました。
実は子どもは以前、小学校でも「トイレでしたくない」と我慢してしまい、トイレに間に合わなかったことがあります。あの日のことが頭をよぎり、「お願いだから今回は間に合って…!」と運転する私の方がヒヤヒヤしていました。
ようやくコンビニに到着し、無事にトイレへ。
「間に合った!」
その一言に、親子そろって胸をなで下ろしました。
楽しい思い出になるはずだった流しそうめんは、最後にまさかのトイレ騒動までセットに。今では「あの時は本当に焦ったね」と、家族で笑い話になっています。
(ファンファン福岡公式ライター/村上由香里)





