大好きだったおばあちゃんが他界。亡くなってからも私の夢に現れて私のことを気遣ってくれます。生前と同じように、今も変わらず見守ってくれているのかもしれない。そんな風に考えたくなる、私の少し不思議な体験です。
小さい頃から大好きだったおばあちゃん

私は小さい頃からおばあちゃんのことが大好き。両親が共働きだったので、小学校が早く終わる日や夏休み、冬休みは、ほとんどおばあちゃんの家で過ごしていました。家に行くたびに
「今日は何食べたい?」と聞いて、私や弟の好物を作ってくれる優しいおばあちゃんでした。
私はおばあちゃんにとって初孫だったこともあり、とにかく可愛がってもらいました。成長するにつれて遊びに行く回数は減りましたが、久しぶりに顔を出しても
「おやつあるよ」「今日は何食べたい?」と迎えてくれました。
「あんたが結婚して、ひ孫が生まれるのを見届けるまでは元気でいてたい」
それがおばあちゃんの口癖でした。まだ若かったおばあちゃんに私は「ひぃひぃ孫まで見られるんちゃう?」なんて笑って返していました。
そんなおばあちゃんが突然亡くなったのは、私が20歳の頃でした。67歳という若さでした。あまりにも突然のことで、しばらくは現実を受け入れられませんでした。
おばあちゃんと最後に会ったのは亡くなる約1カ月前。せっかく会いに行ったのに私はスマホばかり見ていて、ほとんど顔を上げませんでした。そんな私におばあちゃんが言いました。
「それ、楽しい?」
「うん」
私は画面を見たまま返事をしました。するとおばあちゃんは
「おばあちゃん、あんたの笑顔が大好きやから、ずっと笑っててね」
そう言ったのです。それが最後でした。
どうしてもっと話さなかったんだろう。どうしてスマホばかり見ていたんだろう。その後悔は今でも消えていません。
夢の中で告げられた不思議な一言

ですが、おばあちゃんが亡くなってから、ときどき夢に出てきてくれるようになりました。夢の内容はいつも同じです。おばあちゃんの家で過ごし、帰る時間になると「またね」と送り出してくれる。そんな穏やかな夢。
ところが、亡くなって数年後に見た夢は少し違いました。その日のおばあちゃんは、なぜかほとんど話しませんでした。そして私が帰ろうとしたとき、ようやく口を開いたのです。
「〇〇ちゃん、歯医者行きなね」
それだけでした。目が覚めても、その言葉が妙に頭から離れません。
しかし、私は歯に痛みは全くありません。それでも気になって母に話すと
「そんなに気になるなら、一回行ってみたら?」と言われました。
そこで何となく歯医者を受診したのです。すると…初期の虫歯が見つかりました。痛みも症状もなかったのに。あまりにも不思議で、思わず鳥肌が立ちました。
今も見守ってくれているのかもしれない

それ以来、おばあちゃんが夢に出てくると、なぜか決まって
「病院へ行きなさい」「それはやめときな」と、
まるで生前と変わらない口調で心配してくれるようになりました。
そしてその言葉に従うと、体の不調が見つかったり、後から「あの時やらなくてよかった」と思う出来事があったりするのです。母にその話をすると
「おばあちゃん、今でもあんたのこと気にかけてるんやろうね」と笑いました。
もしかしたら、最後の別れを後悔している私のために、最初はただ会いに来てくれていたのかもしれません。そして今は、会いに来るついでに健康チェックや私の不安を気にしてくれているのかもしれません。
子どもが生まれてからは不思議なことが
子どもが生まれてからは、実際に不思議なことが起こることがあります。庭で子どもたちが遊んでいると、綺麗な蝶々がひらひらと飛んでくるのです。毎日いるわけではありません。なぜか子どもたちが遊んでいるときによく現れます。
「ひ孫が見たい」
そう言っていたおばあちゃん。だから私は、その蝶々を見るたびに思います。もしかしたら、おばあちゃんがひ孫たちの様子を見に来ているのかもしれない、と。
もちろん、本当のところはわかりません。でも夢の中で私を心配し、蝶々になって子どもたちを見守ってくれているのだとしたら…。それはきっと、おばあちゃんらしい愛情の形だなと思います。
そして次に夢で会えたときは、「病院へ行きなさい」だけじゃなくて、たまには「元気にしてる?」と昔みたいに笑いながら話しかけてくれたら嬉しいです。
(ファンファン福岡公式ライター/Rina.M)





