「そんなに休まないといけないの!?」手術前の私に放たれた思いやりのない義母の一言…実母の一言と夫の言葉に救われた話

手術を控えた私に、義母から放たれた「息子はそんなに仕事を休まないといけないの!?」の一言。悪気はないと分かっていても、心に深く刺さり涙が…。そんな中、実母の言葉と夫のまっすぐな想いに救われた、忘れられない出来事とは。

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思いがけない手術宣告

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数年前、私は育児に追われる毎日を過ごしていました。妊娠中から「卵巣が腫れている」と言われてはいたものの、「出産後に自然と治まることもある」と聞いていたので、そこまで深刻には考えていませんでした。

出産後も定期的に産婦人科を受診し、経過観察を続けていたある日。医師からこう言われました。

「少しずつ大きくなってきていますね。一度、大きい病院で詳しく見てもらいましょう」

それでも、痛みもなく日常生活にも支障がなかった私は、どこかで「大丈夫だろう」と思っていました。子どもを実母に預け、1人で紹介先の病院へ。そこで告げられたのは、
「卵巣嚢腫です。大きさもあるので、手術をした方がいいですね。良性のことが多いですが、切ってみないと分かりません」という言葉でした。その瞬間、頭が真っ白になりました。

“手術…?私が…?”

それまでどこか他人事のように思っていた現実が、一気に目の前に突きつけられた感覚でした。

義母の衝撃の一言

帰宅後、夫にその話を伝えると、
「一人で行かせてごめんね。びっくりしたよね。次は一緒に行こう」と言ってくれました。

命に係わる可能性は低いと説明を受けていたとはいえ、“初めての手術”という事実は、想像以上に怖いものでした。そんな中での夫の言葉は、本当に心強くて、思わず涙がこぼれました。

その後、手術日が決まり、夫が義両親に初めてこのことを伝えました。するとすぐに義母から電話が。

「なんでもっと早く言ってくれなかったの」「何かあったら言ってね」

最初は心配してくれている様子でした。でも…。

「〇〇(夫)は手術の日、休むの?」

そう聞かれた私は、
「同意書のこともあるので付き添いが必要で…。入院日と手術日、退院日も来てくれる予定です」と答えました。すると、義母は驚いた様子でこう言ったのです。

「そんなに仕事を休まないといけないの!?」

その一言で崩れた気持ち

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その言葉を聞いた瞬間、胸の奥がじわっと苦しくなりました。悪気があったわけではないのかもしれません。「仕事は大丈夫なの?」という心配だったのかもしれません。でも、そのときの私は“そんなふうに思われる存在なんだ”と感じてしまいました。

これから手術を受ける。全身麻酔をする。100%安全なんて保証はない。

そんな状況の中で聞きたかったのは、「大丈夫?」という言葉でした。気づけば、涙がにじんでいました。その出来事を実母に話すと、母は静かに、でもはっきりと言いました。

「あなたが心配で〇〇くん(夫)は休んでくれるのに、何を言ってるの。お義母さんにとっては息子が一番、でも、私にとってはあなたが一番大事な子どもよ」その言葉に、心が落ち着きを取り戻していくのを感じました。

静かな一言が空気を変えた

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入院当日。夫と母が付き添ってくれる中、義両親も病院に来ました。しばらく会話をしたあと、母がふと口を開きました。

「この子も、私も全身麻酔の手術は初めてで…。何かあったらと思うと、やっぱり不安で。〇〇くん(夫)が仕事を休んで付き添ってくれるの、本当にありがたいんです」

それを聞いた義母は「そんなのは全然…」と、少し言葉を濁しました。そのあと夫が続けるように、迷いなくこう言いました。

「仕事よりも〇〇(私)です。痛みは代わってあげられないけど、そばにいたいんです」その言葉を聞いた義母は、「そりゃそうよね…」と、ぽつりとつぶやきました。

あの電話の一言は、きっと一生忘れられません。でも同時に、私のことをちゃんと大切に想ってくれる人がいること、それを言葉にして守ってくれる人がいることに気づけた出来事でもありました。

人の言葉に傷つくこともあるけれど、人の言葉に救われることもあるんだと強く実感しました。

(ファンファン福岡公式ライター/Rina.M)

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