「見るための緑」が野菜に変身!天神地下街に現れた「食べられる観葉植物」農園

福岡市のOYASAI株式会社が、福岡市の中心部にある「天神地下街」に屋内型水耕栽培ユニット「OYASAI FARM」を設置し、都市空間での新たな農業モデルの実証を始めました。空間を彩る「食べられる観葉植物」として野菜を育て、収穫した野菜を販売することで収益も生み出す、新しい都市型農業の可能性を探る取り組みです。

天神地下街に設置された「OYASAI FARM」
提供:OYASAI株式会社
目次

地下街の通路に、野菜が育つ「小さな畑」

OYASAI FARM
提供:OYASAI株式会社

「OYASAI FARM」は、棚状のユニットで野菜を水耕栽培する設備です。野菜が育つ姿そのものを空間演出として生かしながら、収穫した野菜は食材として利用する、農業とインテリアを融合させた「アグリインテリア」という考え方に基づいています。

設置されたユニットの前では、足を止めて野菜を眺めたり、写真を撮影したりする来街者の姿も見られているとのことです。

天神地下街は2026年に開業50周年を迎えました。運営する福岡地下街開発株式会社は、買い物や通勤の途中で野菜の成長を身近に感じてもらえる取り組みとして期待を寄せています。

「見るための緑」から「食べられる緑」へ、実証で確かめる3つのこと

商業施設やオフィスに置かれる観葉植物は、景観や癒やしを提供する一方で、維持管理に費用がかかるものでした。OYASAIは、そこに「食料生産」という価値を加えることを目指しています。

今回の実証では、地下街という環境で野菜を安定して育てられるかといった栽培・運用面の実現可能性、野菜を育てることが来街者にどんな体験や価値をもたらすかという空間としての価値、そして収益を生む農業モデルとして事業化できるかの3点を検証します。

目指すのは「自販機のように設置できる農園」

OYASAI FARMで育つ野菜
提供:OYASAI株式会社

OYASAIが構想するのは、自動販売機のように街のさまざまな場所へ設置できる「小さな農園」です。普段は観葉植物のように空間を彩り、育った野菜は収穫して、施設内の飲食店に供給したり、地域の消費者に販売したりする仕組みを描いています。

将来的には、オフィスビルで育てた野菜を社員食堂で提供したり、駅や地下街で育った野菜を地域の人が購入したりと、街全体が一つの農場のように機能する未来を目指すとのことです。身近な場所で野菜の成長を目にすることは、食育や農業への関心を高めるきっかけになるかもしれまえん。

OYASAI FARM(天神地下街での実証)

設置場所:天神地下街(福岡市)
実施:OYASAI株式会社
URL:https://oyasai-japan.jp/

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※この記事内容は公開日時点での情報です。

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