お古の洋服を譲っても、お返しは一度もなし。遊ぶ場所はいつもわが家で、気付けば連絡もなく子どもだけを預けられるようになっていた。子どもの付き合いと親の付き合いは別だと実感し、無理にママ友を作ろうとするのをやめた実体験。今回は、そんなお話をしたいと思います。
初めての子育てはママ友作りが必須?!

娘が2歳くらいの頃、「母親の私がママ友を作って上手に立ち回らないと、娘にも友だちができにくくなるんじゃないか」とよく不安に感じていました。
人見知りな性格の私ですが、地域の児童センターなどに通っては、無理して知らないママさんとコミュニケーションを取ろうと必死になっていました。コミュニケーションが得意なママさんを遠くから見ては、自分と比べて焦るばかり⋯。もともと人付き合いが苦手なので、家に帰ると、どっと疲れてへとへとになる毎日でした。
仲良しのママ友ができて嬉しくて…
大人になって子育て中ともなると、なかなか新しい友だちはできにくいですよね。でも、やっとの想いで、仲良しと呼べるママ友が数人できました。
当時の私は、もう必死で、「明日は空いてる?〇〇公園に行こう」とか「今度、うちにおいでよ」とか自分から積極的にコミュニケーションを取っていました。
お互いの家に行き来するようになると、プライベートな込み入った話もできる仲に。何だか嬉しくて、「ママ友」というよりも、もう「本当の友だち」のように思っていました。
仲良しのママ友が困っていたら力になりたいとも思うようになり、子どもを預かったり、お古の洋服をあげたりもするような仲になりました。
あれ?こんなはずじゃ…気付けばこちらが与えるばかりの関係に!

良い関係を築けていると思っていたママ友付き合いですが、子どもが成長するにつれて、だんだんと相手の態度が変わってきました。新しい人間関係ができるにつれて、少しずつ距離ができ、今では挨拶すら交わすことも少なくなったママ友もいます。
こちらはお古の洋服をあげたり、他のものもおすそ分けしたりし続けているのに、一度もお返しをしてくれないママ友もいました。
いつも手ぶらでわが家へ遊びに来るのに、一度も自分の家には招待してくれないママ友も。しまいには、何の連絡もなく、子どもだけを預けてくるようになりました。
こちらが本当にピンチのときに相談をしたら、見下す言い方をしてきたり、嫌味を言ってきたりするママ友もいました。
私の場合は、残念ながらそうした関係が重なり、人付き合いに疲れてしまいました。
子どもは子ども!ママはママ!

わが子が小さい頃はママ友作りに必死になっていた私ですが、いろいろな経験を経て、今では「一人の方が楽」と心の底から思うようになりました。
子どもには子どもの世界があって、親の世界とは別のところで、自分の力で友だちを作るのだということを子育てしながら学びました。
ママ友作りに必死になるくらいなら、わが子をもっとよく見て、子どもとの時間を大切にした方がずっとずっと良いことにも気づきました。
好かれようと必死になればなるほど、相手にその気持ちを見透かされ、都合の良いように利用されてしまうことも多いのかなぁ、ということも感じています。
今では必要以上に群れようとは思わなくなりました。挨拶は笑顔でしますが、無理をしてまで付き合うことはありません。自分にも相手にも心地よい距離感が、一番長く良い関係を築けるのだと思っています。
(ファンファン福岡公式ライター/とろろ)





