「大学祝いを買ってあげたの!」年金暮らしの祖母から弾むような声でかかってきた電話。しかし、母が何気なく尋ねた「その値段」に、私たちは一瞬言葉を失うことになります。思い返せば、回転寿司での支払いや車の頭金など、以前から叔父一家と祖母の関係には違和感を覚えていました。家族だからこそ考えさせられた、お金のあり方とモヤモヤする出来事をお話しします。
年金暮らしの祖母

私の祖母は年金で生活しています。遠方に住んでいるため、母は定期的に電話で様子を聞いていました。ある日、母が祖母に連絡した際、祖母はうれしそうな声で「大学祝いにパソコンを買ってあげたの」と話したそうです。
祖母にとって孫の大学進学は喜ばしい出来事です。母も最初は「そうなんだ」と聞いていました。しかし、その後の会話で思わぬ事実が判明しました。
母も言葉を失った30万円という金額

母は何気なく「いくらくらいのパソコンだったの?」と尋ねました。すると祖母はあっさりと「30万円だったよ」と答えたそうです。
その話を聞いた母は、一瞬言葉を失ったと後で話していました。私もその金額を聞いて驚きました。祖母はパソコンに詳しくありません。
一般的に大学生がどのようなパソコンを使うのか、どのくらいの価格なのかも分からなかったはずです。祖母の話によると、叔父と大学生になった孫、そして祖母の3人で家電量販店へ行ったとのことでした。
詳しいやり取りは分かりません。ただ、結果として祖母が30万円のパソコンを大学祝いとして購入したことだけは事実でした。
以前から気になっていた叔父一家と祖母の関係
実は、このような話は今回だけではありません。叔父一家は祖母と食事に行くと、祖母が支払いをすることが多かったそうです。回転寿司へ行った際も祖母が代金を出していたと聞いていました。
さらに、叔父が車を購入した時には頭金を援助してあげたこともあったそうです。もちろん家族間のお金のやり取りには、それぞれの事情があります。外から見えることが全てではありません。
それでも、年金暮らしの祖母が何度も頼られている話を聞くたびに、私はどこかモヤモヤした気持ちになっていました。
私がこの出来事から学んだこと

母から電話の内容を聞いた時、私は何とも言えない気分になりました。祖母は孫や家族のためと思って行動したのでしょう。その気持ちはとても温かいものだと思います。
ただ、叔父一家が祖母の厚意を当たり前のように受け取っているように見えてしまい、私は複雑な気持ちになりました。
お金の価値観は家庭によって異なります。しかし、年金暮らしの祖母に大きな負担がかかっていないか、一度考えることも大切なのではないかと思ったのです。
年金暮らしの祖母の姿から学んだ家族との距離感
今回の出来事で、私は「人のふり見てわがふり直せ」という言葉を思い出しました。年金暮らしの祖母が30万円のパソコンを購入したという話は、今でも強く印象に残っています。
家族だからこそ支え合うことは大切です。しかし、その優しさに慣れてしまうと、相手の負担に気付けなくなることもあるのかもしれません。
私は今回の話を聞いて、自分だったら同じ立場でどう行動するだろうと考えました。誰かの好意を当たり前と思わず、感謝の気持ちを忘れないこと。その大切さを改めて感じた出来事でした。
(ファンファン福岡公式ライター/わーちゃん)





