「うるさい!うるさい!うるさい!」スーパーで60代女性に怒鳴られた…2歳娘の想定外の反応とは

スーパーで2歳の娘と会話をしていたとき、突然「うるさい!」と怒鳴られました。戸惑いと怒りの中で気になったのは、娘の気持ち。そのとき娘が口にした思いがけないひと言に、私は救われました。理不尽な出来事の中で気づいた、子どものたくましさとは?

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いつもの買い物 何気ない親子の会話

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ある日、いつものように近所のスーパーへ2歳の娘と買い物に行ったときのことです。その日はお昼すぎの時間帯。店内には、どこかゆったりとした時間が流れていて、夕方のような慌ただしさはありませんでした。買い物をする人の足取りもどこかゆっくりで、落ち着いた空気の中で、いつも通りの買い物でした。

3人きょうだいの末っ子の娘は、とにかく元気いっぱい。兄や姉に負けないくらい声が大きく、よく通る声をしています。ちょうどこのころは、少しずつ会話ができるようになり、「これなあに?」と何でも聞いてくる時期でした。毎日のように続くその質問攻めも、今しかない成長だと思うと、私はどこかうれしく感じていました。

その日も、野菜売り場でブロッコリーを指さしながら「これなあに?」と娘。「これはブロッコリーだよ」と答える、そんな何気ないやりとりをしていました。静かな店内に、娘の声が少し響いていたかもしれません。

それでも、私にとってはいつもと変わらない、穏やかな親子の時間でした。

突然の出来事に頭が真っ白に

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するとそのとき。横を通りかかった60代くらいの女性が、突然、両耳をふさぎながら

「うるさい!うるさい!うるさい!」と、大きな声で怒鳴ってきたのです。

あまりにも突然ことで、私は一瞬何を言われているのか理解できませんでした。さっきまでの穏やかな空気が、一気に壊れたような感覚でした。

たしかに娘の声は少し大きかったかもしれません。でも、走り回っていたわけでも、騒いでいたわけでもなく、ただ会話をしていただけでした。ここは病院や図書館のように静かにすべき場所でもなく、いつものスーパー。それでも、落ち着いた空気の中だっかたからこそ、あの強い言葉がより大きく、鋭く響いたように感じました。

これまで同じような場面では、「この時期はかわいいけど、大変よね」と優しく声をかけてくれる方ばかりでした。だからこそ、その女性の態度と言葉が、余計に胸に突き刺さりました。

怒りと戸惑いの中で娘を気にかけた瞬間

驚きと同時に、だんだんと怒りもこみ上げてきました。
「どうして、こんな小さな子に聞こえるようにそんな言い方をするの?」
「注意するにしても、言い方があるんじゃないの?」
そんな思いが頭の中をぐるぐるしていました。

それ以上に気になったのは、娘のことでした。あの言葉で傷ついていないだろうか…。まだ2歳。言葉の意味も、その強さも、どこまで理解しているのかわかりません。それでも、「うるさい!」と言われたことが、どこか心に残ってしまうのではないかと、不安になりました。そう思い、そっと顔をのぞき込んだそのときでした。

2歳娘のひと言に心がふっと軽くなった

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娘は、にこっと笑いながら、静かな声でこう言いました。

「うるさいって。しーっ!だね」

私は一瞬、言葉を失いました。驚きや悲しさでいっぱいになっていると思っていた娘は、ちゃんと自分なりに受け止めて、そして前向きに切り替えていたのです。その表情はいつもと変わらず、むしろ少し誇らしげにも見えました。

正直、あの女性の言葉はいまだに忘れられません。でも、それ以上に心に残っているのは、娘のあのひと言でした。子どもって、大人が思っている以上にたくましい。そして、ちゃんと周りを見て、自分なりに考えているんだなと気づかされました。もしかしたら、あの出来事は娘にとってはそれほど大きなことではなかったのかもしれません。でも私にとっては、忘れられない出来事になりました。

(ファンファン福岡公式ライター/Rina.M)

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