「俺の方が早かったぞ!」子どもの陸上大会で怒声を上げる父親…競技そっちのけで暴走する“非常識な親たち”の衝撃行動にドン引き

子どもの習い事をきっかけに思わぬ経験をすることになりました。競技そっちのけで写真を撮り続け、周りへの迷惑を顧みない母親、息子への過剰な期待から興奮し、声援が怒声に変わる父親。地域の陸上大会で見た大人の愚行の数々をご紹介します。

目次

コーチの言葉に心を動かされ陸上大会への参加を決める

写真AC

小学生4年生の息子が
「学年で50メートル走が一番になりたい」と言って陸上クラブに通い始めました。1年ほど通ったころコーチから
「大会に参加してみませんか?」と誘われました。

夫も私も陸上は未経験だし、学校では一番になった息子ですが、陸上クラブ内では3番手で、大会に出ても好成績が出る見込みは正直なところ期待できません。

「自信を無くして運動を嫌いになってしまうのはもったいないな」と悩んでいたのですが、
「他の人と比べるのではなく、少しずつ自己ベストを更新していく楽しみが陸上にはあるんですよ」
というコーチの言葉と、息子本人の「出てみたい!」という前向きな姿勢から参加を決めました。

初めての陸上大会の雰囲気に圧倒される

当日、初めて行った陸上競技場の駐車場は満車状態。事前に他の保護者から伺っていた競技場隣接の公園の駐車場に駐車しましたが、そこもほぼ埋まっている状態にびっくりしました。

競技場内には、そこかしこに様々なクラブ名の書かれた派手な上り旗がはためいていました。
スタンド席は場所取りのためか椅子に荷物が置かれ、芝生のエリアには日除けのテントやアウトドアチェア、ストレッチ用のヨガマットなどが所狭しと並べられていました。

そこは、ユニフォームに着替える子どもやウォーミングアップ中の一団、待ち時間が長いのか鬼ごっこをする低学年のグループなど、秩序といったものはなく、場が混沌としていることに圧倒されました。

真後ろで響く声に振り向くとそこには撮影に夢中になる親たち

写真AC

やっとのことでクラブのテントにたどり着き息子を預けると、時間が空いた私たちはテント前の芝生に座り同じチームの子たちの頑張りを観戦することにしました。周りを見て、なんとなく応援の仕方がわかってくると、思いのほか応援が楽しいのが新たな発見でした。

そのときでした。
「ほら、そこに中腰!会場の全体の雰囲気がその方が伝わるから!!」突然私の後ろから子どもに指示を出す大きな声が聞こえてきました。

びっくりして振り返ると、目と鼻の先に中腰になった子どものお尻が!思わず「ワッ!」と声を上げると、カメラを構える女性がジロッと私を見ています。

しかも、「すみません!」という言葉も、撮影をやめる気配もなく、
「ほら、気を取り直して笑顔笑顔!この場所で撮るって決めてたんだから」と暗に私たちを邪魔者扱いにしている様子さえあります。イラっとしましたが、トラブルになるのも嫌だったので私たちはそこから移動しました。

熱血お父さんの声援に子どもと一緒に苦笑い

写真AC

息子の通うクラブには県内で1、2位を争う800メートルの選手がいます。800メートル走ではクラブ総出の応援で熱が入り、
「頑張れー!」
「あと200メートルだよ!」
とみんな大声を張り上げていました。

すると、たまたま隣にいた他チームのお父さんの声援が聞こえてきました。
「急げ!もっと急いで走れ!!」
「おれはもっと早かったぞ!」
と怒鳴っています。これにはさすがに目が合った息子と苦笑いをしてしまいました。

応援もルールを守って

さて、大会も終盤に近付きメインイベントの各クラブの足の速い子が集まるリレー競技が始まりました。
今までの喧騒が嘘のように会場が静まり返り、スタート姿勢をとる選手の姿にみんな固唾をのんで号砲を待っています。

すると、
「そこの写真を撮っている方たち、先ほどから再三注意をしています!!スタート地点周辺で大きな音を出さないでください!」
さきほど、私の周りで写真を撮っていたグループが、静粛にしなければならないスタート地点周辺で騒いでいて注意をされたようでした。

子どもの頑張りを応援したい気持ちはみんな同じ。でも、その気持ちが強すぎるあまり、主役である子どもたちの環境を乱してしまっては本末転倒なのかもしれません。応援も観戦も、周りへの配慮やルールを守ってこそ楽しいもの。私自身もそのことを忘れず、子どもの挑戦を見守っていきたいと思った出来事でした。

(ファンファン福岡公式ライター/ルンルン)

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