「違う、そうじゃない…赤ちゃんのお世話手伝って!」良かれと思ったパパの行動にイラッ!ワンオペ育児もう限界

これは、私たち夫婦が第1子を授かったころのお話です。初めての沐浴、夜泣きで一睡もできない日々…。新生児育児に疲弊していた私を想って、夫はあることをひらめきます。しかし、疲労困ぱいの私はちっとも嬉しくありませんでした。新米パパゆえの、ちょっとずれた思いやりエピソードです。

目次

初めての新生児育児に奮闘

写真AC

第1子である息子を出産してはや11年。あの時の私は、初めての新生児育児にとても神経質でピリピリしていたのを思い返します。
「おっぱいは足りているだろうか」
「沐浴で息子を溺れさせないだろうか」
「眠っているけどちゃんと息をしているだろうか」
まだ首が座らない小さな命を守るため、慣れない育児に奮闘する日々です。

産後は乳腺炎や咳喘息など、何かと体調を崩しがちだった私。夫は、そんな私を想って家事や育児を積極的に行う優しい人でした。
「この人と結婚してよかったなあ」
産後の恨みは一生とよく言いますが、一番辛い時期の支えとなった夫への信頼は、さらに深まりました。

チーズケーキ作りを思い付く夫

ある日、食料品の買い物に出かけた時のことです。食品スーパーでいつもの牛乳やヨーグルトを手に取っていると、夫は普段買わない生クリームやクリームチーズをカートに入れ始めました。
「チーズケーキ作るから、楽しみにしててね」
なんと夫は、チーズケーキを作ると言い出したのです。甘いもの好きが高じてスイーツ作りに目覚めた夫は、レシピや材料にとてもこだわりがありました。特にレアチーズケーキは本格的で、私が特に気に入っていたスイーツの一つでもあります。家に帰り、久しぶりにレシピを開いてわくわくする夫を尻目に、私には一抹の不安がよぎりました。

休日は育児を代わってもらうはずだったのに…

写真AC

平日は夫の仕事が忙しく帰りが遅いので、私は仕方なくワンオペ育児を乗り切っていました。その分、夫の休日は育児を代わってもらい、私はまとまった睡眠をとるなど、つかの間の休息をとるようにしていたのです。

でも、当てにしていた夫の休日の貴重な時間は、突然チーズケーキ作りに変更。本来なら、おむつ替えや沐浴などを夫に任せて、別室で寝ることができたのに…。夫は楽しそうにキッチンに籠りレシピとにらめっこです。

結局私が昼寝するはずだった時間は、沐浴と授乳で終わってしまいました。授乳が終わってうとうとする息子を寝かそうとすると、キッチンからハンドミキサーの騒音が響いてくるので、寝かしつけもうまくいきません。

私を労ってチーズケーキ作りを思い立ったのは重々承知。しかし、夫がチーズケーキ作りにかかりきりになってしまい、結局平日のようなワンオペ育児に疲れがピークに達したような気分になりました。

チーズケーキ作るくらいなら、お世話手伝って!

写真AC

産後、ナーバスになっていたうえに寝不足の私は、
「チーズケーキ作るくらいなら、子どものお世話を手伝ってよ!」とつい八つ当たり。私が喜ぶとばかり思っていた夫は、思いがけない言葉に意気消沈してしまいました。

それからというもの、夫はスイーツを作らなくなりました。
私の好物を作って喜ばせたかった夫に対し、育児の合間の休息が欲しかった私。男性と女性ではこんなにも見ている世界が違うものかと、とても驚きました。

それから子どもが大きくなり育児にも慣れてくると、またあのチーズケーキが食べたくなりました。
「また作ってほしい」と言う私に、
「あの時あんな言いぐさだったのに!」と怒りながらも、スイーツ作りを再開する夫。あの時はとても苛立ちましたが、夫なりのずれた優しさを思い返すたびに、「この人と結婚してよかった」と、今も新婚当初と同じ気持ちになります。

(ファンファン福岡公式ライター/kotone)

記事をシェアする

※この記事内容は公開日時点での情報です。

プロフィール

ファンファン福岡編集部のアバター
ファンファン福岡編集部

ファンファン福岡(fanfunfukuoka)は、街ネタやグルメ、コラム、イベント等、地元福岡・博多・天神の情報が満載の街メディア。「福岡の、人が動き、人を動かし、街を動かす」メディアを目指しています。

タグ

フリーワード検索

目次