職場で音楽の話で盛り上がっていたら…新入社員の「CDって何ですか?」に絶句

職場での何気ない雑談から、思いがけず「時代の流れ」を突きつけられたことがあります。それは、今年入社した新入社員の一言がきっかけでした。「CDって何ですか?」それを聞いた瞬間、私は一瞬、言葉を失ってしまったのです。

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音楽の話で盛り上がっていたはずが

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ある日の昼休み、仕事の同僚たちと音楽について雑談をしていました。
「昔は好きな曲が入ったアルバムを丸ごと買ってたよね」
「レンタルショップに通ってたなぁ」そんな話題に、自然と懐かしい気分になります。

その輪の中に、社会人1年目の新入社員Kくんもいました。いつも穏やかで、真面目な青年です。私たちの話をうなずきながら聞いていたKくんが、ふと首をかしげました。
「すみません…CDって、何ですか?」

ジェネレーションギャップを実感した瞬間

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私たちはすぐに反応ができず、顔を見合わせました。
「え、CDを知らないの…?」「まさかそんなはずは…」しかし、Kくんは本当に知らないという表情をしていました。

私たちにとってCDは、音楽を聴くための当たり前の存在でした。返却日まで何度も聴いたり、歌詞カードを眺めたりした記憶があります。

一方で、Kくんたちの世代はストリーミングが主流。音楽を“モノ”として持たないのが普通です。頭では分かっていても、実際に言葉にされると、時代の違いをはっきり感じました。

「昔は丸いディスクをプレーヤーに入れて聴いてたんだよ」そう説明すると、Kくんはさらに質問してきました。

「ダウンロードじゃないんですね?」「曲って1曲ずつ選べないんですか?」「歌詞はネットで見られなかったんですか?」「レンタルって、お店に行くんですか?」どれも素直な疑問です。周囲では、思わず笑ってしまう人もいましたが、からかうような雰囲気ではありません。

「好きな曲まで早送りしたりしてね」
「ディスクは端を持って扱ってたんだよ」
「歌詞カードを読むのが楽しみだった」
そう話すと、Kくんは少し考えてから、こう言いました。

「なんか、いいですね。手間がある感じが」「最初から何でも選べる環境だったので、そういう体験は新鮮です。音楽を借りに行くっていうのも、ちょっと面白そうです」その表情はキラキラしていて、私たちが忘れていた“当時の楽しさ”を再発見させてくれるようでした。不便だった記憶も、別の世代から見ると魅力的に映ることがあるのだと気づかされます。

時代が違えば、当たり前も違う

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世代の違いを感じる出来事でしたが、嫌な気持ちは残りませんでした。むしろ、自分たちが通ってきた時代を振り返るきっかけになった気がします。私にとってどこか新しい文化を、当然のように受け入れる若い世代の人たち。
古い文化を懐かしみながら語る私たち。

どちらが良い悪いではなく、ただ時代が違うだけです。そして、その違いがあるからこそ、会話は面白くなるのだと思います。「CDって何ですか?」そのひと言で、時代の流れを実感すると同時に、自分の経験を少し大切に思えた一日でした。

(ファンファン福岡公式ライター/赤べこ太郎)

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