福岡県太宰府市の太宰府天満宮で、国の重要文化財「御本殿」の約124年ぶりとなる大改修が完了しました。2023年5月から約3年間にわたり、屋根の檜皮葺の全面葺き替えや漆塗り・彩色の塗り替え、金具・建具類の改修などが行われました。

(提供:太宰府天満宮)
菅原道真公の没後1,125年の節目を前に御本殿を大改修
太宰府天満宮は、学問・文化芸術の神様として知られる菅原道真公をお祀りする神社で、道真公の御墓所の上に創建され、全国約10,000社の天満宮の総本宮として崇敬を集めています。
同宮では、天神さまに縁の深い25という数字にちなみ、25年ごとに式年大祭を執り行ってきました。2027年(令和9年)に道真公が亡くなってから1,125年の節目を迎えるにあたり、御本殿の大改修が行われました。
桃山時代の豪壮華麗な様式を伝える重要文化財



現在の御本殿は、桃山期に筑前国主・小早川隆景公によって再建されたものです。五間社流造で、正面と左右側面に軒唐破風を備えた檜皮葺の建物で、桃山時代の豪壮華麗な様式を伝えるとして国の重要文化財に指定されています。
約30万枚の檜皮で屋根を葺き替え、金具約800点も改修



国庫補助事業「重要文化財 御本殿保存修理工事」は、2023年(令和5年)5月から2026年(令和8年)4月までの約3年間にわたって行われました。公益財団法人文化財建造物保存技術協会が監理設計を務め、竹中工務店が施工を担当しました。
主な工事内容は、屋根の檜皮葺の全面葺き替え、漆塗り・彩色の塗り替え、すべての金具・建具類の改修、部分的な木工事です。檜皮はすべて岡山県産の上質な檜皮(黒皮)で、約30万枚(3,800本分)を使用。漆はすべて国産漆が使われ、金具は約800点が改修されました。
今後の記念事業としては、楼門・廻廊の全面檜皮葺工事が予定されています。生まれ変わった御本殿の姿を、参拝に訪れて間近で感じてみてはいかがでしょうか。
太宰府天満宮
住所:福岡県太宰府市宰府4丁目7番1号
開門:「春分の日」より6:00/「秋分の日」より6:30
閉門:4~5月・9~11月 19:00/6~8月 19:30/12~3月 18:30
アクセス:西鉄太宰府線「太宰府駅」下車、徒歩約5分
公式サイト:https://www.dazaifutenmangu.or.jp/





