2歳の娘を育てながら、時短勤務で復職して1年。当時の私は「短い時間で100%の成果を出さなきゃ」と自分を追い込み、周囲の顔色を伺ってばかりいました。仕事と育児の両立に悩み、孤独とプレッシャーで心身ともにボロボロに。パンク寸前で勇気を出して上司に本音を伝えた結果、わが家の笑顔を取り戻した実体験をお話しします。
時短なのに終わらない…背中を丸めて帰る毎日

16:00。時短勤務の私の退勤時刻を告げるアラームが鳴ります。まだ周囲が忙しく働く中、山積みの書類を前に「すみません」と何度も頭を下げ、背中を丸めて席を立つ毎日。
フルタイムの同僚たちの視線を背中に感じ、逃げるように会社を飛び出します。しかし、私の仕事は終わっていません。夕飯の支度中も仕事の段取りが頭から離れず、娘が「遊んで」と近寄ってきても「後にして!」と怒鳴ってしまう。
そんな余裕のない自分に自己嫌悪しながら、22:00から自宅でパソコンを開く。深夜まで続く「隠れ残業」による寝不足で、私の心は限界まで削られていきました。
後輩の「早く帰れていいよね」で心が折れた

ある日のランチタイム。給湯室から「時短だからって毎日早く帰れていいよね。結局その分のしわ寄せ、こっちに来てるんだけど」という後輩の声が聞こえてきました。
目の前が真っ暗になり、喉の奥がツンと熱くなりました。周囲に迷惑をかけたくなくて、睡眠時間を削って穴埋めをしていた努力は、誰にも伝わっていなかったのです。
チームの足かせになっているという絶望感で、張り詰めていた糸がプツリと切れ、私の心はついに折れてしまいました。
「もう無理です」震える声で上司に伝えたパンク寸前の本音
数日後のキャリア面談で「最近仕事の調子はどうですか?」と聞かれた瞬間、こらえていた涙があふれ出しました。震える声で、隠れ残業の実態と「これ以上は無理です」という本音をすべて吐き出しました。
「時短だから、わがままを言ってはいけないと思っていました。でも、今の状態では娘に優しくすることも、仕事への責任も果たせません」
クビを覚悟で伝えた、人生で初めての精一杯のSOSでした。
上司の意外な言葉とは?

上司は深くため息をつき、「気づけなくてごめん。君がそこまで一人で抱え込んでいるとは思わなかった。頑張らせすぎたね、お疲れ様」と言ってくれました。
その一言で、肩の重荷がフワッと軽くなるのを感じました。それからすぐに業務分担が見直され、私は「時間内に終わる適正な量」の仕事を担当することになりました。
同時に、私自身も「早く帰る分、勤務時間は誰よりも集中する」姿勢を見せることで、少しずつ周囲の理解を得ていきました。かつて冷ややかな言葉を向けていた後輩とも、今では「明日は私がフォローするね」などと言い合える良好な関係を築けています。
職場の雰囲気も以前より風通しが良くなり、堂々と胸を張って退社できるようになりました。おかげで娘と笑い合う時間が戻り、わが家には穏やかな笑顔が溢れています。
時短勤務の罪悪感で、自分を追い込んでいませんか?勇気をだして上司に本音を伝えたことで、私は仕事の質もわが家の笑顔も取り戻せました。
もし今、パンク寸前で苦しんでいるなら、それはあなたが一生懸命に頑張っている証拠です。限界を超えて倒れてしまう前に周囲に相談してみてください。きっと、新しい扉が開くはずです。
(ファンファン福岡公式ライター/ゆうママ)





