「うるさい!静かにして!」小学校の授業参観で保護者のおしゃべりを一喝した意外な人物とは?その理由に思わずほっこり

小学校の授業参観中に毎回、世間話で盛り上がる保護者がいました。その日もいつものようにおしゃべりが止まらず、集中できずに困っていたら…ある人物の勇気ある行動が状況を変えたのです。しかし、それにはほっこりする後日談が。

目次

非常識な親にイライラ

写真AC

子どもたちの発表や成長を楽しみに行く授業参観ですが、保護者の中には子どもそっちのけで世間話に夢中になる人たちもいますよね。

わが家の長女が1年生のときに出会ったAさんも、まさにそんな人でした。入学してまもない時期の参観日、私に明るく話しかけてきたAさんの印象は悪くなかったものの、授業中に何度も声をかけられ、すぐに距離を置くようになったという経緯があります。

Aさんに限らず、参観日に私語が目立つ保護者はどの学年にもいるのか、事前に配られるプリントに「保護者は私語を控えてください」と注意書きがあったり、授業中は教頭先生が巡回したりと、学校はそれなりに対応していたと思います。

咳払いをしたり、子どもの声を聞こうと前のめりになったりするなど、迷惑していることを態度で示す保護者もいましたが、それでもAさんたちはおかまいなし。

Aさんの息子さんとわが子は1年生から3年生まで同じクラスだったので、私は3年もの間、わが子の授業参観を毎回楽しみにしながらも、「またあの時間がやってくるのか…」と憂鬱な気持ちも感じていました。

「うるさい!」と直接注意したのは…

写真AC

「Aさんの息子さんと違うクラスになっていますように」思わずそんなお願いをしながら迎えた4年生の新学期でしたが、願いは叶わず、わが子はAさんの息子さんとまた同じクラスに…。

そして、4年生になって初めての参観日も予想通り、休み時間の廊下でひと際話し声が目立っていたAさんたちは、授業が始まって教室に入っても相変わらず話を止めません。

親と一緒に兄姉の授業参観に来ているのであろう幼い子ですら、きちんとおとなしくしているのに…。イライラが頂点に達していたのは私だけではありません。保護者の多くが無言の圧でAさんたちを見ていた、そのときでした。

いきなり席を立った男の子が、保護者が立つ教室の後ろ側を振り向くと、Aさんたちに向かって「うるさくて聞こえない!静かにして!」と大声で注意したのです。

この参観日で初めてAさんに会った人は気づかなかったのかもしれませんが、Aさんに注意した男の子は、Aさんの息子さんのB君。

シーンと静まり返る教室。自分に視線が集まっているのを感じたのか、Aさんは最初ちょっと驚いたような顔をしながらも、おどけたようにB君に向かって「ごめ~ん」と謝りました。

その後はさすがにおとなしくなり、静かに子どもたちを見守る本来の参観日がやっと叶いました。

ほっこりした後日談

写真AC

バツの悪そうなAさんたちを見てスッキリした一方、B君の心中を思うと大人として申し訳なさが募り、学校からの帰り道の足取りは重く、いつも以上に疲れた日に。

でも、帰宅後に、わが子からB君がAさんに注意した意外な理由を聞いて、少しだけ心がほっこりしたのです。

わが子曰く、「B君が怒ったのは、あのときに発表していたCちゃんの声が聞こえなくて、先生に読み直しさせられたらかわいそうと思ったからだと思うよ」とのこと。

「B君は優しいね」と返すと、「Cちゃん、声が小さくてよく読み直しさせられるから。それにB君はCちゃんのこと、好きらしいからね~」…と!

あくまでもクラス内での噂で真相は不明のようですが、もしCちゃんへの思いがあったのだとしたら、B君の一言はとても微笑ましいものです。好きな子の声を守ろうとした小さなヒーロー。そう思うと、あの日の出来事も少しだけ甘酸っぱい思い出に変わりました。

それ以来、Aさんは参観日で静かに見守るようになりましたが、あの日いちばん学ばされたのは、もしかすると私たち大人のほうだったのかもしれません。

(ファンファン福岡公式ライター/tsukimi)

記事をシェアする

※この記事内容は公開日時点での情報です。

プロフィール

ファンファン福岡編集部のアバター
ファンファン福岡編集部

ファンファン福岡(fanfunfukuoka)は、街ネタやグルメ、コラム、イベント等、地元福岡・博多・天神の情報が満載の街メディア。「福岡の、人が動き、人を動かし、街を動かす」メディアを目指しています。

タグ

フリーワード検索

目次