「お野菜もらいにきたよ!」「声かけてってずっと言ってるのに!」わが家の“野菜”をしつこく催促する、隣人の執念にドン引きした話

「ご近所の方に〇〇をおすそ分け」という日常は、よく見かけますよね。わが家も先日、実家からもらった野菜を隣人の方におすそ分けしました。この何気ない「おすそ分け」が、後に面倒な事態を引き起こすとは夢にも思わず…。

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野菜をしつこく欲しがる隣人

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私の実家の両親は、畑で野菜を作っています。両親から野菜のおすそ分けが届くのですが、たくさん持ってこられると食べきれないことも。
先日も実家から大量の野菜をもらったので、隣人へおすそ分けすることにしました。

隣人(Fさん)は肝っ玉母ちゃんのような雰囲気で、男子中高生の食べ盛りのお子さんをもつママ。
少しでも足しになれば…と、段ボールに野菜をたくさん詰めてFさん宅へ持って行ったのです。するとFさんは
「いいの!?うちは男の子ばかりで食費が大変だから助かる!」と大喜び。

実家の野菜が余ればまた持ってきますね、と言うと
「うれしい!また絶対に声かけてね!」とお願いされたのです。

後日、Fさんと近所で会うとさっそく
「もう野菜余ってない~?」と言われました。
先日野菜をあげたばかりで余っているわけもなく、私も
「また声かけますね」と軽く返事をしたのです。

その後、実家の野菜が不作でしばらく野菜をもらえない日々が続きました。それでもFさんは、会うたびに
「ねぇ~野菜余ってない?」と催促するのです。

この頃から、「いい加減しつこいな…」と感じ始めていました。

家にまで「野菜が欲しい」と催促!?

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ある日、Fさんがチャイムを鳴らしにきました。すると
「今から買い物に行くんだけど、何かもらえそうな野菜がないか聞いておこうと思って!」と笑顔で言うのです。

まさか家まで野菜の催促にくるなんて…、思わず顔が引きつった私。
「今は実家の野菜が不作なので…」と断ると、
「じゃあまた声かけてね!」と言い帰っていったFさん。

こんなに催促されるならあげなければ良かったと、後悔すらしていました。

その後、実家の野菜が大量に採れたので両親が野菜を持ってきてくれました。
Fさんに野菜を…と思ったのですが、数日前に別の近所の方にフルーツをいただいたので、今回はその方にお礼として野菜を渡すことにしたのです。

フルーツをくださった方宅へ行き、野菜を渡していたまさにそのとき。
なんとFさんが自転車で通りがかり、その場を見られてしまったのです!
「マズい!」そう思っても遅く、Fさんは黙ってこちらを横目で見つつ自転車で走り去りました。

おすそ分けの野菜はすべてフルーツのお返しに充てたので、Fさんの分は残っておらず…。
家に帰り一人モヤモヤしていると、チャイムが鳴りました。

隣人の野菜への執念にドン引き

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玄関を出るとFさんがいて、
「野菜が余ってるなら声かけてって言ったのに~!私の分もある?」と、満面の笑みで言うのです。

あまりの執念にドン引きした私は
「以前フルーツをくださった方にお礼で野菜を渡したので、今回はもう残ってないんです」と正直に話しました。

するとFさんの顔が急に曇り、
「声かけてってずっとお願いしてたよね?」と言われたのです。

なぜFさんを優先して野菜をあげなければならないのか?今までの我慢が限界に達した私は、こう言い放ちました。
「実家からの野菜も不定期ですし、ずっと待たせるのは悪いので今後野菜を渡すのはやめます」

するとFさんは慌てた様子で
「それは困る~!次まで待てるから、また声かけてね!」と言い、帰っていきました。

その後Fさんから数回
「野菜ある?」と催促がありましたが、毎回
「今はないです」とキッパリ断っていると、次第に聞かれなくなりました。

もちろんFさんとの交流も自然となくなり、今ではご近所なのに疎遠です。非常識なほど催促がしつこ過ぎる、まさにドン引きな隣人でした。

(ファンファン福岡公式ライター/餅キナコ)

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