前回ココイチが昔やっていた「1300gカレー無料サービス」のことを書いたら、その夜の「マツコ&有吉かりそめ天国」でその話をやっていました。

すごい偶然です。

いやいやいやいや、スゴイ量でっせ、1300グラムは。1.3キログラムですからね。

ほんとに「若きマツコ有吉も挑んでいた」の?上の写真で見るとそうでもなさそうだけど、ほんまもんはそりゃすごいボリュームですわ。食ってみないとわかりません。
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今回の本題は、COCO壱番屋ではなく、「GoGo壱番館」です。
似てるけど違います。”まねだ聖子””大谷翻平”みたいなものですが、35年以上前実在しました。

福岡市東区松島三丁目。私の記憶が正しければ、「パシフィックジャパン」の看板の建物かアコムのあたりにもあったかと思います
GoGo壱番館、実はホンモノのココイチより先に福岡にあり、私そちらを先に食べました。
どんなカレーだったかというと、”シャバシャバ系”というか、割と水分多めでけっこうスパイスの香りが際立つタイプのルーで、好みは分かれたと思います。ココイチみたいな家庭的なカレーではなかったです。自分はけっこう好きで、店舗がなくなっていったときは少々残念でした。
なぜ消滅したかというと、やはりニセモノ感が問題でした。「商標類似」というんでしょうか、平たくいうと、「パクってんじゃねえよ」とCOCO壱番屋さんから訴えられたようでした。最近ウィキペディアで調べましたが、「GoGo壱番館」を運営してたのは、有名な靴のマルトミの会社。ココイチともども愛知県の会社です。しかもマルトミはれっきとした上場企業だったようです。なんでそんなバレバレの屋号にしたんでしょうか。
店名も似てましたが、辛さを〇倍と数字で表示して、たとえばそれぞれの辛さにキャッチコピーがついていて、例えば5倍だったら、「口の中ボーボー」(不正確ですが、)みたいな文言もチャッカリパクってました。後にココイチが進出してきてからわかったことですが。
で、福岡ではGoGoだった店舗は順次、ココイチに改装されていきました。松島三丁目もそうだったし、私が1300グラムを完食した片江のお店もそうだったような気がします。他の地域でもそうだったのかもしれません。

で、GOGO壱番館は上のオリエンタルマースカレーみたいな”かわいいコックさん”的なロゴマークを掲げてました。ちょっとインドっぽさを出してるところは味同様、日本的なココイチとは一線を画してました。
そういえば、オリエンタルさんも愛知県の会社です。これまたマネしたんでしょうか。

それにしても、その後30数年間、福岡でもココイチは増殖していきました。上は平尾店。

野間店。

大橋店。
うちの近く、西鉄沿線にもいっぱいありますが、不思議なのは車が停めにくい場所を選んで立地してること。クルマ社会の福岡でこの戦略は驚きです。
今はハウス食品の傘下に入ったCOCO壱番屋さんですが、色々なナゾがあります(バイト間やお客さんとの恋愛禁止とかバイトの際の専用靴は自分で購入しなければならないなどの噂等)。機会あれば、調べてみたいと思います。


