結婚式当日の朝、「急用で行けないかも」と連絡してきた友人。その後、欠席の謝罪も説明もないまま音信不通に…。ショックを受ける私でしたが、後日その友人の”ある現状”を知ることになります。大切な日に起きた、「モヤモヤ」を感じた実体験をお話しします。
結婚式当日の思いがけない連絡

これは、私の結婚式当日に起きた出来事です。
当日は朝から慌ただしく準備をしながらも、「ついにこの日が来たんだ」という嬉しさで胸がいっぱいでした。ヘアメイクをしてもらいながら、これから会場に来てくれる友人や親族の顔を思い浮かべ、「みんなに楽しんでもらえたらいいな」とワクワクしていたのを覚えています。
招待した友人の中には、学生時代から長く付き合いのある子もいました。その中のひとりとは特に仲が良く、これまで何度も遊びに行ったり、お互いの悩みを相談したりしてきた関係です。ですが、式当日の朝、その友人からメッセージが届きました。
「急用ができて、行けないかもしれない」
突然の連絡に驚きながらも、私は「大丈夫?無理しないでね」と返信しました。この時はまだ、「ギリギリで来られるかもしれない」と思っていたのです。
しかし、その後返信はありませんでした。
最後まで現れなかった友人
挙式が始まっても、その友人が来ることはありませんでした。
会場には続々とゲストが集まり、「おめでとう!」という声や笑顔に包まれていましたが、私はどこか落ち着かない気持ちのままでした。披露宴会場に移動してからも、つい入口の方を見てしまいます。
「もしかしたら今から来るかも」「遅れているだけかもしれない」
そんな期待もむなしく、結局最後まで友人が現れることはありませんでした。それでも当日は、久しぶりに会う友人や親族との時間を大切にしたくて、なるべく気持ちを切り替えながら過ごしていました。周囲はたくさん写真を撮ってくれ、「素敵な式だったよ」と笑顔で声をかけてくれます。その温かさに救われながらも、心のどこかではずっと引っかかるものがありました。
音信不通になった友人
式が終わった後も、私は「きっと後から連絡が来るだろう」と思っていました。ですが、何日経っても友人から連絡はありません。
普通なら、「本当にごめんね」「また改めてお祝いさせて」と、一言くらいあってもおかしくないはずです。それなのにメッセージは既読のまま。こちらから送ってみても返信はなく、そのまま音信不通になってしまいました。
最初は「何か大変な事情があったのかもしれない」と心配していました。でも、数日、数週間と経つうちに、だんだん悲しさより呆れの方が大きくなっていったのです。
後から知った友人の現状

それからしばらく経ったある日、共通の友人と話していた時のことでした。自然な流れで、その友人の話題になったのです。すると、友人が少し困ったように、「実は最近、あの子そういうこと増えてるんだよね」と話し始めました。
約束を直前でキャンセルしたり、連絡を返さなかったり、仕事でも期限を守らなかったり。同じように困っている人が周囲にも増えていたそうです。最初は「忙しいのかな」と思われていたものの、それが何度も続いたことで、少しずつ信頼を失っていったのだとか。
さらに、「最近はみんな距離を置いてるみたい」とも聞きました。その話を聞いた瞬間、不思議と気持ちがスッと軽くなったのを覚えています。もちろん急な事情は誰にでもあります。でも、その後の誠実な対応はもっと大切なのだと改めて感じました。
本当に大切な人に気づけた日

一方で、結婚式当日はたくさんの人が私たちを祝福してくれました。遠方から時間をかけて来てくれた友人、忙しい中でも駆けつけてくれた親族、何度も準備を手伝ってくれた家族。
「おめでとう」と笑ってくれる人たちに囲まれているうちに、私は少しずつ気づいたのです。来なかった人の事ばかり考えるより、来てくれた人たちを大切にしたい、と。
あの日の出来事は確かにショックでした。でもそのおかげで、「本当に信頼できる人は誰なのか」を改めて実感できました。人との関係は、普段の小さな行動や誠実さの積み重ねでできているのだと思います。だからこそ私はこれからも、自分を大切にしてくれる人とのつながりを大事にしていきたいです。
(ファンファン福岡公式ライター/言ノ葉えり)



