あの名作歌舞伎が大スクリーンで蘇る!シネマ歌舞伎『曽根崎心中』4月10日(金)全国公開

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江戸時代から語り継がれる、美しくも悲劇的なラブストーリー。シネマ歌舞伎『曽根崎心中』が、2026年4月10日(金)より全国公開されます。人間国宝・坂田藤十郎と、上方歌舞伎の大名跡を継いだ長男・中村鴈治郎による珠玉の舞台を、映画館の大スクリーンで堪能できる貴重な機会です。さらに、話題となった映画『国宝』でも注目を集めた演目とあって、歌舞伎ファンはもちろん、初めての方にもおすすめの名作です。

目次

シネマ歌舞伎とは?

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シネマ歌舞伎は、歌舞伎の舞台公演を高品質な映像で収録し、映画館で上映する新しい観劇スタイルです。俳優の繊細な表情や、衣裳の美しさを間近に感じられる映像美に加え、映画館ならではのダイナミックな音響で、まるで歌舞伎を上演する劇場にいるかのような臨場感を味わえます。

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「歌舞伎は少しハードルが高い…」という方でも、歌舞伎のもつ本来の面白さ、美しさ、そして心を打つ感動の場面の数々を、分かりやすく楽しめるのが魅力です。

人間国宝が魅せる、究極の“お初”

本作最大の見どころは、人間国宝・坂田藤十郎による遊女・天満屋お初。21歳で初演して以来、半世紀以上にわたりこの役と向き合い続け、生涯で1400回以上という驚異的な上演回数を重ねてきました。

坂田藤十郎(天満屋お初役) ©松竹株式会社

回を重ねてもなお、全身全霊をかけて魅せる、少女のような初々しさと、愛のために命をも懸ける覚悟。可憐さと芯の強さをあわせ持つその姿は、まさに圧巻のひと言です。

そして、お初の恋人・徳兵衛を演じるのは、藤十郎の長男で、上方歌舞伎の大名跡を継いだ中村鴈治郎。親子で紡ぐ“究極の心中”の物語は、観る者の心を深く揺さぶります。

中村鴈治郎(平野屋徳兵衛役) ©松竹株式会社

今はもう生で観ることのできない名優の芸が、映像として鮮やかに蘇る―それもシネマ歌舞伎ならではの醍醐味です。

時代を超えて愛される、切ない恋の物語

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『曽根崎心中』は、近松門左衛門が実際の事件をもとに描いた作品です。

相思相愛の遊女・お初と商人の徳兵衛は、裏切りや金銭トラブルによって追い詰められていきます。名誉を傷つけられ、行き場を失った徳兵衛。それでも彼を信じ続けるお初は、縁の下に身を潜める恋人に、覚悟を問いかけます。

――「死ぬる覚悟が聞きたい」

その一言をきっかけに、二人が選んだのは“来世で結ばれる”という道。夜陰に紛れ、曽根崎の森へと向かう姿は、あまりにも切なく、美しい。愛を貫く覚悟と儚さが胸を打つ、不朽の名作です。

映画『国宝』でも話題の演目

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『曽根崎心中』は、映画『国宝』の重要なシーンにも登場し、改めて注目を集めました。シネマ歌舞伎では、舞台の幕開きから幕切れまでを臨場感たっぷりに上映。クローズアップによる細やかな表情や、クリアな音声によって、登場人物の感情の機微をより深く味わうことができます。

歌舞伎初心者にもおすすめ!

イヤホンガイドアプリによる同時音声解説にも対応しているため、歌舞伎が初めての方でも安心。ストーリーの理解を深めながら、気軽に日本の伝統芸能に触れられる貴重な機会です。

シネマ歌舞伎『曽根崎心中』作品概要

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■タイトル:シネマ歌舞伎『曽根崎心中』
■公開日:2026年4月10日(金)
■料金:一般 2,500円/学生・小児 1,500円/ムビチケ 2,200円 ※価格は全て税込
■作:近松門左衛門
■脚色・演出:宇野信夫
■出演:坂田藤十郎、中村鴈治郎、坂東竹三郎、松本錦吾、中村亀鶴、中村芝翫、片岡我當 他
■収録公演:2009年4月歌舞伎座公演

■公式HP:https://www.shochiku.co.jp/cinemakabuki/lineup/3139/

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