
木曜深夜枠だったKBC九州朝日放送のバラエティー番組「ぼる部屋」が、4月から日曜正午枠になってパワーアップしました。お笑いグループ「ぼる塾」初の冠番組らしく、ゆる~い雰囲気はそのままに、放送時間は55分に延長。エリアも福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、鹿児島、沖縄の7県に拡大しました。これまでの舞台裏から今後、挑戦したいことまでメンバーにいろいろと聞きました!前編、後編に分けて紹介します。
番組で食べ物に夢中?まるで動物園

Q:「ぼる部屋」の一番の見どころはどこだと感じていますか?
あんり:私たちはグルメの仕事が多いんですが、ゆかりがなかった福岡にもう何年も通っていて、「だいぶ福岡のことを知ってきたな」って思ってます。毎回、収録をするたびに、「まだこんな面があったか」という驚きがあるのがぼる部屋です。ただおいしいというより、驚きながらおいしいを感じているのが福岡の「ぼる部屋」なんじゃないかなと思います。
きりやはるか(はるちゃん):食べ物に感動して喜んでいる、食べ物に夢中になっている私たちをたくさん見てほしいです。「おいしそうに食べる子どもたち」みたいなところが魅力の一つだと私は思います。
田辺智加(田辺さん):けっこう素でいることが多いかな~。寝ちゃったりとかする。おなかいっぱいになって。やっぱり(番組名に)「部屋」ってついているから。そりゃあ寝ますよね。寝ますね。
Q:いい意味で脱力系の感じなのかなと思います。
あんり:よく動画サイトなんかで、とある飼育員さんの密着で動物たちの1日を見ている、みたいな動画がたまにありますが、あれだと思っていただいてけっこうです。定点カメラと思っていただければ!
Q:番組では制作サイドの方々とのやりとりがけっこうあると思います。ぼる塾と制作スタッフの方々は、どういう関係性なんですか?
あんり:これを言ったら失礼かもしれないんですけど「福岡の友だち」。福岡に来れば会うよね、みたいな。なんかもう本当にそういう感じ。いい意味で仕事の関係を超えているというか。情報交換も番組のためとか仕事のためっていうより、福岡に住んでいる友だちからおいしい場所を聞くような感覚なんですよ。
田辺さん:そうですね、友達でもあり、「師匠」でもある感じ。ADの松本さんという方とは本当にね、食の好みがすごく合うんですよ。友達というより、もはや師匠だと思ってますよ。あと、ドライバーさんもすごいんですよ。だから本当にすごく移動で疲れて、眠い時も本当に私と松本さんとドライバーさんの3人はロケの合間、移動中とかも3人でずっとしゃべっています。
あんり:それが、ロケバスでずっとしゃべっていたことをそのまま延長線上のように収録でしゃべったりとかもしますね。モードの切り替わりがないんです。
はるちゃん:私だけかもしれないんですけど、「家族」みたいな感じもありますね。やっぱり、ぼる部屋のスタッフさんたちって、本当に私たちへの愛がすごいんですよ。「はるちゃんこれが好きそう」、「あんりちゃんこれ好きそう」、「田辺さんこれ好きそう」っていう分析力がすごいんです。で、企画もすごく考えてくださって、「運動が苦手だから、そういう方向に行かないような企画を考えよう」とか、どんどん改良してってくださって、大きな愛を感じてます。会話でも待ち時間でも、「おなか大丈夫?」とか、「まだ食べるよ~」とか、気にかけてくれて。私は毎回、毎回、愛を感じます。
はるちゃん1人ロケは「ぼる部屋」だけ!
Q:番組としては、始まって5年ほどになると思いますが、これまでの収録なり、ロケなりで、福岡を巡ってみて忘れられないエピソードはありますか。
あんり:これまで本当に試行錯誤して、「ぼる部屋」という番組を完成させてきたのかな、と思うんですけど、最初のころは本当にいろんなことをたくさんやりすぎて、飛行機の時間がギリギリで、「すぐに出発しないと、飛行機に間に合わない」というスケジュールになった時があり、最後の撮影を終えて、「さあ、早くぼる塾さん急いでください」って車に乗る時に、田辺さんが〝人をダメにするクッション〟に座っていて、本当にダメになってしまっていて、起き上がれないっていうことがありました。その場にいたほとんど全員が集まって、田辺さんの手を引っ張ったり、体を押したりして、田辺さんを起こした、っていうエピソードがあって、この光景を見た時に、「ぼる部屋最高!」って思った。「この番組長く続けたい」と思った。あの光景、忘れられないんですよね。
田辺さん:私は視聴者さんとのバスツアーが特に印象に残ってます。ファンの方々、視聴者さんとぼる塾と一緒に、福岡の魅力的なお店を回って、交流をしながら撮影するっていう内容だったんですけど、なかなかすごい企画だったなって。劇場とかではあまりそうやってファンの方々と交流するということもないですから。福岡でそうやって交流できたっていうのは楽しかったですね。一緒においしいものを共有することができたのが、大きかったです。

はるちゃん:私は、けっこうあんりが、すごいしっかり者のイメージがあると思うんですけど、おっちょこちょいな一面もあって、バーベキューをした時に、率先してお肉を焼いてくれたんですよ。必死に焼いてくれてて、気づいたらスカートが燃えちゃってて! スタッフさんが気づいてくださって、「燃えてます!」と騒ぎになったことがありました。私は2人のリアクションだったり、食べている姿だったりが本当に大好きなので、田辺さんも「このタイミングで寝ちゃうの?」っていうぐらい、けっこう目を閉じていたときも面白かった。
あんり:逆に言うと、私や田辺さんからすると、はるちゃんの1人ロケっていうのは、本当にぼる部屋でしかないんです。貴重な姿なんですよ。はるちゃんならではのハプニングとか、出来事っていうのが1人ロケの中で起きるんですね。それぞれのメンバーが1人ロケをこの番組でやらせていただいてるんですけど、一番ファンが多いのははるちゃんのコーナーなんじゃないかっていうぐらい、この番組で確立してて、これは「ぼる部屋」ならではなんじゃないですかね。夢だったもんね? お酒飲んでやる仕事。
はるちゃん:そうなんです。お酒が大好きで、街を飲み歩くのが本当に夢だったので、それが冠番組でかなうなんて、本当に夢がかなったようなもの。すごくうれしいですよね。それで、あんりが「日本酒を飲んでるはるちゃん、かわいいいね」とか、ほめてくれるんですよ~

あんり:そんなこと言ってない、言ってない、言ってない。「はるちゃんが日本酒を飲んでるとうまそうだね」とかは言ったけどさ。
はるちゃん:「かわいいね」って言ってたよ。「はるちゃん、いいね~」って。
あんり:それは言ったよ。「かわいいね」じゃないのよ。違うのよ。ニュアンスが違うのよ。ちゃんと私の言葉の重みを受け取ってほしいね。
Q:飛行機の時刻に間に合わないっていう話がありましたけど、東京と福岡を行き来して大変だったエピソードなどがありますか。
田辺さん:1回だけ、雷の時があった!福岡から東京に戻る時、東京の方が雷雨で、何時間も帰れなくて。それくらいですかね~。福岡からは離陸したんですけど、羽田空港に降りられなくなって。
あんり:朝早くからの撮影ですし、福岡に来てめちゃくちゃ食べるんですよ、ぼる部屋って。だから正直、行き来は爆睡してます。往復とも。だから気づいたら東京に着いてるし、気づいたら福岡に着いてるっていう感覚で、他の仕事で地方に行く時よりは苦労がないかもしれないですね。「ああ、一瞬で着いている」っていう感覚です。
ドッキリだと思っていた福岡での冠番組

Q:福岡のお土産は買いますか?
あんり:福岡から帰ると、自分の東京の家の冷凍庫がなぜかパンパンになっちゃって、お土産が多いんですよね。毎回来ていて、もう買ったことがある商品なのに、どうしてもまた買っちゃうみたいな。
Q:ちなみに、何を買うんですか?
田辺さん:私は明太フランス!
あんり:福岡空港にある、長崎の角煮まんじゅうが大好きで、(自宅が)角煮まんじゅうだらけなんですよ。たまっていくパターン。あと、冷たい唐揚げとか。老舗の大福とか。味を知っているのに、いや、味を知っているからこそ買ってっちゃうというか。有名なクロワッサンもね。福岡空港はちょっとワナがいっぱいあるというか。(ロケで)本当にもういっぱい食べたんだから、素直に帰りゃいいのに、どうしても買っちゃいますね。
Q:東京近郊出身の皆さんが、地方都市の福岡で冠番組を持っているのは、ご自身の中でどういう風に位置づけられていますか?
あんり:自分たちもうれしいですし、何より「福岡で冠番組があって月に1回行けてるんです」って言うと、全芸人がうらやましがります。「いいな!」って。鼻高々なんですけど、最初にお話が来た時は、マジで意味がわかんなくて、ドッキリだと思ってた。結成したてで、まだテレビもそこまで出ていなくて。「これから頑張ろう」みたいな時に急に、「福岡で冠番組だ!」って言われて。いや、「嘘だよね?」みたいな感じでした。で、発表もよくわかんないハウススタジオみたいな、本当にドッキリ番組で使うような部屋で発表だったんだよね。「ああ、これドッキリだよ…」って、どこかで思ってたけど、それがこんなに続いているっていう感覚です。
はるちゃん:「えっ、福岡で?」ってなったもんね。誰も福岡出身じゃないからこそ。
あんり:夢にも思ってなかったしね。どうしても東京出身とか、関東出身だと、地方で冠番組を持つっていうのは「上京してきた人の特権かな」って思っていたので。自分たちは正直、(冠番組を)持てないと思っていたので。夢にも思ってなかったから、すごくうれしいよね。
田辺さん:本当に素敵なご縁です。あと、インプットもできてとても、すごく助かっています。どうしても私は仕事柄、紹介する仕事がとても多くて、でも忙しいと自分に取り入れることが難しいんです。でも「ぼる部屋」ではとにかく情報を惜しまずに、すごく皆さんが教えてくれるので。いろいろと教えてもらって、自分も教えると、けっこう福岡の人たちが「ぼる塾が福岡のものを教えてくれるの、うれしい」って、福岡の人たちと「ぼる部屋」を通して、とても密接に、仲良くなってるような気がしてすごくいい影響があると思います。
Q:なんかすごいいいサイクルみたいになっていますね。
はるちゃん:めちゃくちゃ救われています。福岡の情報に関しては。もう福岡のお店に関しては、いろんなお店をこの番組のおかげでたくさん知ることができてきたので、福岡のお店の情報だけは、自信持って、人に言えるようになりました。マウントも取れるようになって、「福岡だったら分かるけど?」みたいな感じで、会話に入っていったりとか。一つの自信につながったことがすごくありがたいですね。
Q:福岡出身の芸能の方もけっこういらっしゃると思うんです。対等に話せたりとかするんですか。
あんり:いや、まだ上が・・・。福岡出身の人たちはやっぱり強い…。強いですね。私たちが「うまい」って言っているものの先を知ってる人たちだから。だから福岡ってそれだけ奥深いんだと思います。確実に染まっていってますね。勉強中です。
「ぼる部屋」番組情報
毎週日曜正午(12:00〜12:55)放送
出演:ぼる塾(きりやはるか、あんり、田辺智加)
公式サイト:https://kbc.co.jp/borubeya
公式インスタグラム:https://www.instagram.com/borubeya_kbc/(@borubeya_kbc)
ほか、各種SNSも更新中!
※2026年4月17日号掲載
ぼる部屋リニューアルへの本音から、3人が「挑戦したいこと」まで…続きは後編で!





