知っているようで知らなかった、地元企業の“謎”。年末年始の帰省や集まりで盛り上がる話題のひとつといえば、地元ネタではないでしょうか?今回は、福岡でおなじみの企業にまつわる「意外と知られていない謎」を5つご紹介します。
※本記事は2023年~2025年に取材した内容をもとに構成しています。情報は取材時のものなので最新情報は、各店舗にお問い合わせください。
1|「ピエトロ」の謎を解く!
ピエトロの1号店はいつ、どこにできたの?
1980年12月9日に福岡市・天神の親不孝通りにオープンしました。福岡でも一等地の場所で、“天”と“神”の2文字の組み合わせから天神に出店したいという思いが強かったそう。創業当時は2階建ての建物の2階で営業していました。


2|「博多座」の謎を解く!
館内に「隠れロゴマーク」があるって本当?

エントランスのシャンデリアのふち部分にあります。ロゴマークは福岡市民にはおなじみのグラフィックデザイナー西島伊三雄さんの作品です。博多祇園山笠の舁(か)き縄をモチーフに人と人との固い結び付きを表し、末広がりに。ロゴタイプは歌舞伎などで大入り満員を願い、文字を肉太に書く日本の伝統に倣ったものです。

3|「チョコレートショップ」の謎を解く!
「博多の石畳」について教えて!

「チョコレートが軽いと感じるお菓子を作ってみたい」佐野隆さんのそんな思いから誕生したお菓子。商品名は昔、博多にあった路面電車の石畳をイメージして名付けられました。製作当初、形はきれいな四角形でしたが、石畳をより再現するため形状はわざと凸凹に。周りにココアがたっぷりとかかっていて、軽い食べ心地が魅力です。
石畳ケーキは、「博多の石畳」と「白の石畳ケーキ」をメインに販売。「白の石畳ケーキ」は「博多の石畳」25周年を記念して作られた商品で、フランス・レユニオン島のブルボンバニラを使用しています。
博多駅にはカラフルな石畳が!季節ごとに6〜8種類販売しています。

(1)白の石畳ケーキ (2)抹茶の石畳 (3)チーズの石畳 (4)苺(イチゴ)の石畳 (5)フランボワーズの石畳 (6)栗の石畳

4|「リョーユーパン」の謎を解く!
非常食のパンを寄付しているって本当?

昨今、九州では災害が多発。インフラが寸断され、食事が手に入らない状況に心を痛めた北村オーナーが、私財を投じて始めたのが備蓄用パンの寄贈プロジェクトです。地域社会への貢献を自らの使命とし、安心を届ける取り組みを行いました。
近年では、2024年1月に発生した能登半島地震の被災地にも支援の一環として寄付を実施しました。寄贈されたのは、賞味期限3年のデニッシュ菓子パンで、長期保存が可能な安心の備蓄食です。

5|「山口油屋福太郎」の謎を解く!
エミューを飼っていると聞いたけど…

日本食品(福岡県古賀市)と共同出資し、熊本県菊池市に「熊本県菊池エミュー観光牧場」を設立しました。時期によってはひなとの写真撮影などのイベントも。工場で廃棄するめんべいを餌に活用し、現在は数百羽を飼育。エミューのオイルは今後化粧品などに、肉は加工食品に利用されるそう。

