「そのプリン昨日買ったの。期限切れだけど多分大丈夫だと思う!」30%引きの、消費期限切れプリンを持って遊びに来たママ友に驚愕

友人との付き合いは楽しいもの。しかし思わぬことで価値観の違いを思い知らされ、トラブルを生むことにもなりかねません。友人が持ってきたまさかの消費期限切れのプリンが引き起こした予想外の事態。その出来事は人との付き合い方について考えるきっかけとなりました。

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結婚してさらに倹約家になった友人

大学時代から仲良くしていて卒業後もよく遊んでいた友人の話です。元々お金には細かく財布の紐が固い友人でしたが、結婚してから彼女はさらに倹約家となりました。結婚してからは彼女は仕事を辞めて働かず、専業主婦をしていたので余計にお金にシビアになっていたのかもしれません。

消費期限切れのプリン

写真AC

友人がある日、子ども連れで我が家に遊びにきてくれました。友人は手土産と言ってプリンを持ってきてくれました。プリンを手渡すとともにある言葉を添えた彼女。

「ごめんね、そのプリン昨日買ったの。期限切れだけど多分大丈夫だと思う!冷蔵庫にも入れてたから!せっかくだからみんなで食べよう」と言うのです。

賞味期限であれば私も少しは安心できましたが、箱には消費期限と書かれていました。消費期限切れのプリンを持ってくるなんてちょっと非常識だなと思いながらも、まさか食べるのを断るわけにもいかず…。しばらく友人と雑談をしたあと、プリンを食べることになりました。

プリンはどうやら値引き商品だったようで30%引きのシールが貼られています。「シールを貼ったまま持参するのもなかなかの度胸だな…」と思いながらプリンをテーブルに並べました。私は元々胃腸が弱く、お腹を壊しがちだったので、消費期限切れのプリンを食べることに抵抗がありました。正直遠慮したい気持ちもありましたが断れず、恐る恐る食べることに…。

待っていたのは恐ろしい結末

写真AC

プリンは特に変な味はしませんでしたが、私はもともと鼻炎で鼻が詰まっていて、においの嗅ぎ分けができないため、異臭などはわかりませんでした。プリンを食べ終えたあと、友人の子どもを囲んで一緒にボードゲームを楽しみ、その後友人は帰っていきました。

夜、夫が帰宅し、その日の出来事を話すと「期限切れのプリンはさすがに失礼だね。いくら友達といえ、非常識すぎる。それでそのプリン食べたの?」と聞かれました。夕飯もいつも通り食べ、とくに異常はなかったためプリンのことはすっかり忘れていました。

そのときです。携帯の着信を確認すると、今日遊びに来てくれた友人からでした。内容は、友人の息子が腹痛を訴え、救急で病院受診をしているとのことでした。原因はわからないけれど、もしかすると今日食べた期限切れのプリンかもしれないとメールに書かれています。そのメールを見て私は急に、少しお腹がゴロゴロとしてきたような気がしました。

夫からは「もともと胃腸が弱いんだから断ればよかったんだ。無理に食べるから悪いんだよ」などと言われ、なぜ私が責められるのかと少しムッとしましたが、その後腹痛や吐き気はなく無事に一日の終わりを迎え眠りにつきました。

翌日もとくに問題はなく、いつも通り過ごしました。ただ残念だったのはその後とくに友人から「ごめんね」などの連絡が一切なかったことです。自身の息子が腹痛で救急受診し、バタバタとしていてそれどころではなかったのかもしれませんが、もしかしたら消費期限切れのプリンが原因だったかもしれないのだから、普通ひとこと謝罪があってもよかったのでは?と私は思います。

あの日をきっかけに変わった友人との距離感

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あの日以来、私は今まで以上に消費期限に敏感になりました。スーパーなどで食品を購入するときは必ず念入りに日付をチェックしています。人に持っていく手土産も日付や食品の鮮度などを気にするようになりました。そしてその友人とは少し距離を置くようになりました。彼女のことを嫌いになったわけではありませんが、この出来事で私は彼女との価値観の違いがはっきりしたような気がします。

(ファンファン福岡公式ライター/つきのあ)

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※この記事内容は公開日時点での情報です。

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