「孫娘の七五三?聞いてない!」実家が激怒…兄の連絡ミスで台無し寸前、険悪な七五三を救ったのは義姉のナイスすぎるサプライズ

姪っ子の七五三撮影に夫婦で参加をすることになりました。ところが、待ち合わせをしようと実家に連絡をしたところ、兄は七五三の開催を父母に知らせていなかったのです。七五三当日、気まずい空気が流れる中、義姉の意外な一言により、事なきを得ることができました。

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普段は会うことのない兄からの突然の連絡

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普段は連絡を取ることのない私と兄。私たちが顔を合わせるのはお正月くらいで、兄には約2年会っていませんでした。そんな兄から突然、LINEが来たのです。「来月の土曜日に七五三撮影をするんだけど来る?」との誘いでした。

「せっかくだから行ってみよう」私は、姪っ子の七五三に叔父叔母が参加するのも少し大袈裟かなと思いましたが、夫が乗り気だったので、夫婦で参加をすることにしました。兄は、奥さんの実家の近くに住んでいて撮影場所はその近く。実家からも私の家からも、約2時間かかります。

「お母さんたちと一緒に行ってもいい?」と夫に聞くと、「もちろん、そのつもりだったよ」と返事がありました。さっそく私は、実家に連絡をすることにしました。

七五三が行われることを知らなかった実父母

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「はい、もしもし」実家に電話をすると、母が出ました。「久しぶり!元気?」と私が尋ねると、「もう最近忙しくて…今日はどうしたの?」と母。
「○○ちゃん(姪っ子)の七五三ってさ、△△駅だよね?待ち合わせして行く?」私は、母が七五三のことを知っている前提で話をしました。

ところが、少し間があった後に母は、
「七五三て何?○○(私)も参加するの?何も連絡来てないけど!」

「え、何も???どういうこと?」と私が尋ねると、
「知らないよ。こっちが聞きたい!」と母はイラついた様子で言いました。
「このまま知らされないなら行かないよ」と母はさらに機嫌が悪くなってきたので、私は「また連絡する!」と、慌てて電話を切りました。

兄の連絡ミスが判明し、七五三開催の危機?

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「至急連絡ください」そう兄にLINEをすると、その日の夜に兄から電話がありました。
「あ、もしもし。ねえ、七五三の連絡もしかして実家にしてない?お母さん知らなかったよ?」と私は食い気味に言いました。それに対して兄は「え、やべ…」と漏らしました。

私は「孫の七五三=両家の一大イベント」だと思っていたので、信じられない気持ちでいっぱいでした。義実家の近くに住む兄。その近くで開催される七五三。正反対の性格の兄嫁と母。もしかしたら、あえて兄は実父母を誘わなかったのかもしれないという考えが頭によぎりました。

もともと兄には連絡無精なところがありますが、このようなイベントに父母を誘わないのは初めてでした。連絡ミスに加えて、①既に日程が決まっていること、②実家よりも先に妹に知らせていること、この2つがさらに事態を悪化させていました。

兄が言うには「連絡したと思ったら(LINEを)送れてなかった」らしいのですが、私は疑いの念を払拭することはできませんでした。「ちゃんと(LINEを)送りなおして謝りなね!」と私が兄に忠告すると、「おう、送っておく」と兄は言いました。

義姉の一言により事態は収束

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そして迎えた七五三当日。例の一件があってから、母の言動にはどこかトゲがあり、写真撮影の際も「私はいいから」と兄とは距離を取っていました。そのまま、気まずい空気のまま食事会場へ移動しましたが、母は、私たち夫婦としか話をしようとしません。

そこで見かねた兄の奥さんが、母に向かってこう言いました。
「日程の件は連絡が漏れていて本当にすみませんでした。実は、一緒にお義母さんのお誕生日もお祝いしようと思っていて、連絡を待ってほしいと私が頼んだんです。少し早いですが、お誕生日おめでとうございます!」

そういって、義姉は母にプレゼントを渡しました。その中身は、なんと母の欲しがっていたヘアブラシでした。こうして母の機嫌も治まり、事態は無事に収束したのです。

おそらく、兄の奥さんは、兄のミスをフォローしようとそう言ったのだと思います。私は今でも、この人が義姉でよかったと思っています。

(ファンファン福岡公式ライター /W.M)

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