現在、福岡アジア美術館で開催中の、ベトナム戦争終結50周年を記念した展覧会「ベトナム、記憶の風景」(~11月9日)。本展は、ベトナム戦争終結50周年を記念し、近代以降の激動の100年をベトナムの美術作品から辿る、国内過去最大規模の展覧会です。

植民地支配から独立闘争、そして難民問題やグローバル化といった課題を経験してきたベトナム。ベトナム戦争終結50周年を記念し開催する本展では、欧米列強による植民地支配と独立への闘い、難民の発生やグローバル化など、近代以降の世界の課題を絶えず経験してきたベトナム激動の100年を、ベトナムのアーティストによる美術作品やグラフィック約110点から辿ります。貴重な美術作品の保存修復プロジェクトも特別紹介し、日本とベトナム両国の相互理解が深まる場となっています。

本展覧会を企画した学芸員3人がそれぞれの視点から展覧会の魅力をご紹介!第1弾は、本展担当学芸員の桒原ふみさん(福岡アジア美術館)が本展を企画するにあたって込めた思いを綴ります。
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