「お寿司頼んどいて」産後の退院日に待っていたのは…気遣えない夫と“義両親の口出しラッシュ”

初めての出産を終え、ようやく我が子と家で過ごせると思っていた退院の日。産後の体はボロボロ、心も不安定。そんな中、義父母の身勝手な行動や、気遣いのできない夫の態度に、イライラが止まらない。「なんで私ばっかり?」初めての出産・育児に孤独を感じた話をお伝えします。

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出産の喜びとわが子のかわいさ

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妊娠10カ月、この子に会うことが心の支えになっていた妊娠期間。辛い悪阻もお腹の張りも、いろんなことをこの子のためにと耐えて乗り越えてきました。初めて聞いたその産声は、心から愛しく、わが子を何度も抱きあげ、うっとりしていました。夫も何度も面会してくれて、共にその喜びを分かち合えていた、そう思っていました。

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産後の心と体力の限界

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産後はホルモンバランスの影響もあって、些細なことが不安に。たとえば、子どもがあまり母乳を飲めなかったとき「これで終わっていいのだろうか…」と授乳を切り上げることが怖くなることもしばしば。初めての育児に、常に気が張っていたのです。

産後直後の入院中は、何かあれば助産師さんへ相談でき、診てもらうことができます。しかし、個室といえどいつでも医療者が部屋へ出入りをしてくる生活に、かなり気疲れしていました。

「早く退院してこの子とゆっくりと過ごしたい。退院が楽しみだな」そんな風に、退院の日を心待ちにしていたのです。

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退院日に待っていたのは、気遣えない夫と義両親

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退院の前日。夫から、義両親が退院日に家に来てくれることになったと連絡がありました。しかし、
「今仕事が忙しいから何か食事を頼んでおいて」とも。

産後の回復していない体力と、追い込みをかける連日の寝不足の中「なぜ私が出前を頼むのだろう?」と疑問が残りましたが、せっかく義両親がお祝いに来てくれるのだからと、私が寿司を予約しました。

退院当日は夫が迎えに来てくれ、タクシーで子どもと帰宅。義両親がすでに自宅におり、わが子を愛しい表情で見つめていました。しかし、喜びはつかの間。その後は
「ベビーベッドはこっちがいいんじゃない?」
「哺乳瓶セットはこうしたほうがいいのよ」
「あら、これも用意してないの?」など気づいたことを言いたい放題。

もっと言えば、出産祝いや手土産もなく、手ぶらです。その上、私より先に寿司を食べ始めていました。私としては、退院間もなくまだ家の中も片付けられていません。「お祝いしに来たんじゃないの…?」と自分の中で、沸々と怒りがこみ上げてきました。

退院したら、自分の好きなようにゆっくり子どもとの生活を楽しんでいける。そう信じて、今日のこの日を待っていました。それなのに、好き放題に言われて、「寿司もご馳走してもらって当たり前」という態度。そんな義両親と私の気持ちを気遣えない夫に、苛立ちが止まりませんでした。

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産後の女性はとてもデリケート。必ず心身を休めるべき

当時の私は若く、夫や義両親に自分の気持ちをぶつけることができませんでした。わが子をかわいがってほしい、ただそれだけを祈っていたのです。

今思えば、義両親ではなく自分の両親を頼って里帰りをするべきだったのです。私は自分のことを、比較的タフである、きっと頑張れる、そう信じていました。しかし、産後は違いました。どんなことも不安になり、つい涙もこぼれやすい。産後の回復していない体力の中での連日の寝不足と、心身ともに大変なダメージを負っていました。

産後の生活に対して、高を括っていたのかもしれません。気兼ねなく頼れる自分の両親のもとで、自分の休息を優先させていたら、産後もっと穏やかな気持ちで育児を楽しめたかもしれません。今、同じように悩んでいるママがいるならば「頑張らなくていい」「誰かを頼っていい」と伝えたいと思います。

(ファンファン福岡公式ライター/うにぺこ)

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